電気けいれん療法による細胞新生、脳体積増大、抗うつ効果の因果関係の検証

• 研究課題/領域番号: 22K15756
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分52030:精神神経科学関連
• 研究機関: 慶應義塾大学
• 研究代表者: 高宮 彰紘 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任助教 (40912142)
• 研究期間 (年度): 2022-04-01 – 2025-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2022年度)
• 配分額: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円); 2024年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
• キーワード: 難治性うつ病 / 電気けいれん療法 / MRI / 海馬

研究開始時の研究の概要

電気けいれん療法 (Electroconvulsive therapy: ECT) はうつ病に対して最も有効な治療だが、その作用機序は不明である。申請者がこれまで行ってきた核磁気共鳴画像法 (magnetic resonance imaging: MRI) を用いた臨床研究において、ECTはヒト海馬歯状回の体積増大をもたらし、マウスにおける予備的検討でもECTはMRI体積増大をもたらすことがわかった。しかし、ECTによる海馬体積増大が細胞新生により引き起こされるのか、これらの変化がECTの高い抗うつ効果発現に必要な変化であるのかどうかは不明である。本研究はこの疑問に答えを出すために行うリバーストランスレーショナルなマウスのECT-MRI研究である。