研究課題/領域番号 |
22K15765
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52030:精神神経科学関連
|
研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
尾崎 優樹 愛媛大学, 医学系研究科, 助教 (40769527)
|
研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2023年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | 睡眠障害 / 血液 / 遺伝子発現 / 時計遺伝子 / 睡眠衛生指導 / 認知症 / 高齢者 / 発達障害 / アクチグラフ / うつ病 / 双極性障害 / 統合失調症 |
研究開始時の研究の概要 |
性年齢を一致させたうつ病、双極性障害、統合失調症患者、健常者の血液を用いて、睡眠障害の治療前後の時計遺伝子の遺伝発現に変化を測定する。治療前後で時計遺伝子の遺伝子発現の変化を統計学的に解析し、どの時計遺伝子が遺伝子発現が睡眠の治療反応性バイオマーカーとなるかを検討する。
|
研究成果の概要 |
入院加療が必要な程度の重症うつ病を中心に、精神疾患の治療の前後で抹消血液中の睡眠遺伝子の発現がどのように変化していくのかを確認している。また、睡眠状況がどのように変化したかを確認するため、アクチグラフを用いた睡眠状態の確認も行っている。 重度のうつ病では思考制止などの精神症状により研究同意が得にくく、データが集まりにくいため、外来治療可能な程度の患者にまで範囲を広げ、データを集めている最中である。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究において精神疾患患者の睡眠障害の実態と睡眠衛生指導の重要性を再確認できた。また血液の時計遺伝子の発現解析が可能で、アルツハイマー型認知症でCLOCK遺伝子の変化があることが確認できた。当初の予定にあったアクチグラフを用いた解析や統合失調症やうつ病など認知症以外の疾患における解析ができていないことから、これからも研究を継続する予定である。
|