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注意欠如/多動性障害の反応抑制障害の基盤となる安静時の大域的脳ネットワークの検索

研究課題

研究課題/領域番号 22K15766
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分52030:精神神経科学関連
研究機関九州大学

研究代表者

豊見山 泰史  九州大学, 医学研究院, 助教 (80893817)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2027-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2026年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2025年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワードADHD / エンドフェノタイプ / MRI画像 / 反応抑制 / 脳画像 / 神経心理機能検査 / 安静時fMRI / 反応抑制障害
研究開始時の研究の概要

注意欠如/多動性障害(ADHD)は、不注意、多動・衝動性を特徴とする神経発達症の一つであり、衝動性の基盤となる実行機能障害の一つに反応抑制障害がある。しかしADHDの反応抑制障害と関連する安静時の脳ネットワークは明らかではない。本研究は成人ADHDの反応抑制障害の基盤となる安静時大域的脳ネットワークを検索することを目的とする。本研究で得られる知見は、ADHDの病態の理解および衝動性をターゲットとした新たな治療法の開発につながる可能性がある。

研究実績の概要

昨年度の研究実施準備(倫理委員会の承認、MRI撮像プロトコルの決定、神経心理機能検査の実施準備)を経て、ADHD被験者およびその第一度近親者、健常対照者のリクルートを開始した。ADHD群の被験者については、研究担当者の外来に通院している者からリクルートを行っている。第一度近親者は、それらの対象者の親族からリクルートを行った。
データの取得に際して大きなトラブルなく、神経心理機能データの取得と臨床評価が問題なく実施できることを確認した。
今年度は、ADHD10名、親族1名、健常対照者約20名が研究に参加し頭部MRI(安静時fMRIおよび脳構造画像)、神経心理機能検査データ(Stop Signal Tadk)、臨床評価(バックグラウンドデータおよびADHDの重症度評価を含む)を取得した。

第一度近親者のリクルートの進捗が遅れているが、ADHD群のリクルートは計画通りに進んでいる。
対象者から取得したMRI画像および神経心理機能検査データの中間解析は計画しておらず、研究終了の前後のタイミングで各群のエントリー数が目標人数に達し次第、計画に準じた解析を実施する予定である。そのため本年度報告可能な研究実績はないが、解析終了後には得られた結果を国内外の学会および国際論文に発表する予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

ADHD群および健常対照群のリクルートは計画通りだが、第一度近親者群の研究導入数が少なく、計画よりも遅れている。

今後の研究の推進方策

今後もADHD群を通じて、第一度近親者のリクルートを継続する。現在は研究に参加したADHDの第一度近親者に限定しているが、今後の進捗次第では本研究に参加していないADHD当事者の親族群も研究対象に含めるかどうかを検討する必要がある。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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