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CD4+CD25+制御性T細胞を用いた統合失調症NMDA受容体機能異常の検出

研究課題

研究課題/領域番号 22K15772
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分52030:精神神経科学関連
研究機関順天堂大学

研究代表者

吉川 茜  順天堂大学, 医学部, 准教授 (00816522)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2025年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワード統合失調症 / NMDA受容体 / 思春期 / 末梢血T細胞 / 早期診断 / 制御性T細胞 / 生物学的指標
研究開始時の研究の概要

統合失調症は思春期に発症する精神疾患であるが、現行薬物療法は症候学的診断分類に基づく対症療法に留まり、分子病態を反映した診断/治療には至っていない。NMDA受容体機能低下仮説は本症の有力な病態仮説で網羅的ゲノム解析からも支持された。本研究では末梢血T細胞サブセットの一つCD4+CD25+制御性T細胞がNMDA受容体を発現し、統合失調症との疫学的非合併が示されている慢性関節リウマチにおいて、制御性T細胞のNMDA受容体機能阻害が症状改善を示すことから、制御性T細胞NMDA受容体が脳内同受容体機能を反映する可能性を着想し、CD4+CD25+制御性T細胞同受容体を用いた統合失調症の生物学的指標開発を目指す。

研究実績の概要

統合失調症は思春期に発症後、生涯重篤な機能低下を来す精神疾患である。現行薬物療法は生物学的異種性を含む症候学的診断分類に基づく対症療法に留まり、分子病態を反映した診断/根治治療には至っていない。NMDA受容体機能低下仮説は本症の有力な病態仮説で網羅的ゲノム解析からも支持されている。本研究では統合失調症が慢性関節リウマチと疫学的非合併を認める事実から思春期のNMDA受容体構造変化である脳内NMDA受容体スイッチング異常が末梢血T細胞で起きているかを検証し、病態と直結する生物学的指標の探索を目的としている。今年度は患者および健常対照者の末梢血単核球より磁気ビーズを用いてCD4陽性T細胞を分離し、RNAシーケンス(Illumina NovaSeq 6000)による網羅的解析に必要な最少細胞数1×10^4細胞以上かつRNA500ngの収量を得られる系を確立した(CD4+CD25+の制御性T細胞は細胞数が少なく困難であった)。現在健常対照者5名のQuality checkを完了しており発現解析に進んでいる。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

健常対照者および思春期統合失調症の患者を対象にRNAシーケンスの提出に至っており、当初の研究計画に沿って順調に進行していると考えている。

今後の研究の推進方策

今後、思春期発症統合失調症症例数および健常対照者数を増やし、RNAシーケンスによる発現解析を進める予定である。

報告書

(1件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 備考 (2件)

  • [備考] 順天堂大学 精神医学講座  統合失調症における思春期発症分子基盤の解明

    • URL

      https://www.juntendo-mental.jp/yoshikawa-kakiuchi

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [備考] researchmap

    • URL

      https://researchmap.jp/Yoshikawa_A

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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