研究課題/領域番号 |
22K15788
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52030:精神神経科学関連
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
原田 健一郎 山口大学, 医学部附属病院, 助教 (50761011)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2022年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 自閉スペクトラム症 / 養育態度 / 近赤外線光トポグラフィー / 頭部MRI |
研究開始時の研究の概要 |
自閉スペクトラム症(以下ASD)児は、その特性が故に、時に虐待などの不適切な養育を受け、自尊心が低下し、二次障害に至ることがある。ASD児は親の養育態度や被養育体験に影響を受けると推測されるが、親の養育態度とASD児の脳構造/機能との間の関連を調べた研究はない。本研究は、複数の評価尺度と脳画像検査を用いて、親の養育態度が子どもの脳構造/機能に与える影響や、ASDの有無でその影響が異なるかどうかを明らかにすることが目的である。親の養育態度が子どもの脳構造/機能の変化を及ぼし、その変化がASD児と定型発達児で異なることがわかれば、ASD児に対する養育態度の重要性に科学的な論拠を与えることができる。
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研究実績の概要 |
2023年度は、新型コロナウイルス感染症が2類感染症相当から5類感染症に変更になるなど感染症に関する状況は好転したが、山口大学医学部附属病院精神科神経科外来の移転や、院内の倫理申請が未完了であることから、2022年度に引き続き被験者のリクルートを行うことができなかった。 リクルートが行えない間は、前年度と同様に、研究グループ内で定期的に協議を行い、研究計画の内容をさらにブラッシュアップした。山口大学医学部附属病院精神科神経科の児童思春期専門外来に通院中の患児のうち、DSM-5の自閉スペクトラム症(以下、ASD)の診断基準を満たす患児をピックアップするのと並行して、当院小児科や近隣の精神科・小児科クリニックに通院しているASD児にも本研究に参加いただけるように調整している。また、被験者リクルートが可能となった際にスムーズに進められるように、あらかじめ研究に必要な物品(質問紙やファイルなど)を購入したり、実際にリクルートを進める場合の流れをシミュレーションしたりした。また、日本精神神経学会や日本児童青年精神医学会などの学術集会への参加を通して、児童思春期精神医学に関する発表や報告を聞き、さらなる知見を深めた。 今後の予定としては、2024年6~7月頃に倫理申請が完了し、同時期から被験者のリクルートを開始する予定である。予定を大幅に遅れているため、リクルート開始可能となり次第、速やかにリクルートを進めていく予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
山口大学医学部附属病院精神科神経科外来の移転や、院内の倫理申請が未完了であることから、被験者のリクルートを行うことができなかった。
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今後の研究の推進方策 |
今後の予定としては、2024年6~7月頃に倫理申請が完了し、同時期から被験者のリクルートを開始する予定である。予定を大幅に遅れているため、リクルート開始可能となり次第、速やかにリクルートを進めていく予定である。
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