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腹部大動脈瘤ステントグラフト内挿術後の画像診断;4D-CTでの血行動態診断の確立

研究課題

研究課題/領域番号 22K15827
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分52040:放射線科学関連
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

澤田 裕介  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 講師 (00812091)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2022年度)
配分額 *注記
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード4D-CT / CT / エンドリーク / ステントグラフト
研究開始時の研究の概要

腹部大動脈瘤に対するステントグラフト内挿術は、低侵襲な治療法として近年広く普及している。しかし合併症として、動脈瘤内への血流の残存(エンドリーク)が知られている。最も頻度が高いType2 エンドリークの血行動態の評価の方法として、4D-CTを用いた診断方法を確立することを目的とし、以下の2点を明らかにする。
1)ファントム実験による4D-CTの至適プロトコル作成
2)得られたプロトコルのType2 エンドリーク症例における臨床的検討(1.Type2 エンドリークの有無の診断能の検討、2.Type2 エンドリークの血行動態の診断能の検討)

研究実績の概要

令和4年度の研究は当初の予定通り、至適プロトコルの作成を研究協力者と共に協議、決定した。過去の文献、および当院での既存の4D-CTプロトコルの解析、検討を行い、過去症例を分析した上で、以下の如く決定した。
造影剤濃度、投与量はガイドラインを元に、非イオン性ヨード造影剤(ヨード濃度300mg/ml)を使用し、投与量は体重(kg)x2ml(上限100ml)とした。投与速度は右上腕の静脈に18-20Gのサーフローで静脈確保し、インジェクターを使用した上で、4ml/sの注入速度で非イオン性ヨード造影剤を投与することとした。撮影範囲は当院に導入されている最先端の320列マルチスライスCT(Canon, Aquilion ONE) は1スキャンで16cmの範囲が撮影することができるため、この16cmの範囲にtype2 エンドリークの流入動脈、流出動脈を入れる必要がある。Type2 エンドリークの流入動脈としては下腸間膜動脈や腸腰動脈が多く、上縁は上腸間膜動脈分岐部、下縁は内腸骨動脈の上臀下臀動脈分岐部レベルは撮影範囲に入ることが望ましいと考えられた。実症例では4D-CT前の非造影CTにて上腸間膜動脈分岐部、および内腸骨動脈の上臀下臀動脈分岐部を確認し、検査担当医師と担当技師の協議の上、範囲を策定することとした。
また、実際の症例集積のためのリスト作成、症例集積の同時に行った。当院にて過去5年分の腹部大動脈瘤に対しステントグラフト内装術に対し造影CTが実施されて症例を選び出し、その中からtype2 エンドリークを有する患者をピックアップし、リスト化した。

報告書

(1件)
  • 2022 実績報告書

URL: 

公開日: 2022-04-19   更新日: 2023-12-25  

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