研究課題
若手研究
本研究では,放射線治療期間中に腫瘍及び正常臓器の位置・形状が変化しうる部位のがんに対する放射線治療成績の向上をいかに実現するか,という「問い」を立てた.その「問い」には「1.毎照射日に腫瘍及び正常臓器の位置・形状の変化を考慮していないこと」及び「2. 放射線治療開始までの待機時間が3-4週間と長いこと」,という現在の放射線治療の流れに関連した課題が存在する.代表者は,独自に開発してきた放射線照射中に同時に体内をイメージングする技術により位置・形状の変化を捉え,長い待機時間の原因となっている放射線治療計画用のCT画像撮像を省略することにより,課題1及び2を解決できると考えた.