研究課題/領域番号 |
22K15847
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
鶴岡 慎太郎 愛媛大学, 医学系研究科, 助教 (70896076)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2024年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 放射線治療 / 晩期心毒性 / 強度変調放射線治療 / 心臓MRI / IMRT / 心毒性評価 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、放射線被ばくを伴うことなく、形態的・機能的・定量的な評価を一元的に行うことが可能な心臓MRI画像を撮像し、胸部領域の悪性腫瘍症例をIMRTで治療することが心毒性低減につながることの証明を行う。本研究の結果により、心臓への照射線量と心臓MRIでの所見変化の関連を評価でき、心毒性への関与が評価できる。また、この結果を用いて心臓に対する具体的な線量目標を可視化でき、心臓への線量制約の確立を図る。
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研究実績の概要 |
近年のがん治療の治療成績は向上しており、がん治療後に長期生存する患者が増加している。がん治療の3本柱を担う放射線治療も技術やエビデンスが日々向上し、長期生存例において晩期有害事象(放射線治療後3ヶ月から数年以上経過して生じ得る有害事象)が重要な課題になってきており、その一つに心毒性(心血管障害や心筋障害)がある。心毒性のリスクを軽減するために照射方法を工夫したり、強度変調放射線治療 (IMRT) の技術を用いたりして心臓線量を低減する放射線治療が実施されている。しかし、これらの工夫が臨床的に有効であるかについての報告は少ない。 心臓の形態や性状を画像化するために、心臓MRIが広く用いられている。心臓MRIは放射線被ばくを伴うことなく、形態的・機能的・定量的な評価を一元的に行うことが可能なモダリティーであり、心疾患に対する重要な検査の一つである。食道癌に対して従来の照射方法で放射線治療を施行した症例において、心臓MRIを用いて心筋障害を描出した報告がある。IMRTで治療を行った症例においての同様の報告はなく、従来の照射方法と比較することで心臓への適切な照射線量を評価できると考えられる。 本研究では、胸部領域の悪性腫瘍に対してIMRTを施行した症例を対象とし、放射線治療前、治療後4ヶ月、治療後1年で心臓MRIを撮像する。放射線治療後のMRI上の心筋変化と心予後を調査することで、IMRTでの照射が晩期有害事象である心毒性を低減することができるかを検討する。 現在、4例の症例を登録し、放射線治療後の心臓MRIを適宜撮像し経過観察中である。全症例で経過観察が終了した時点で学会報告を予定している。また、臨床的な心予後に関しても追跡予定である。
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