研究課題/領域番号 |
22K15941
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52050:胎児医学および小児成育学関連
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
冨岡 和美 神戸大学, 医学部附属病院, 医学研究員 (60792017)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2026年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 摂食障害 / 神経性やせ症 / 小児 / 脳波 / 内分泌 / バイオマーカー / 予後 / 脳波周波数 / サイトカイン |
研究開始時の研究の概要 |
摂食障害(ED)は精神疾患の中で最も死亡率が高い予後不良疾患である。EDでは認知機能障害を認め、特にEDの最多病型である神経性やせ症(AN)では「認知の歪み」の是正とともに回復へ向かうが、認知機能を評価しうる客観的なバイオマーカーはない。近年脳機能研究が注目され成人ANにおける脳波周波数の低下などが示唆されているが、EDの脳波周波数と認知機能障害や予後との関連は不明であり、小児EDでの報告もない。そこで本研究では小児EDにおける脳波周波数が認知機能や予後に関連するバイオマーカーになりうるかを明らかにするとともに、脳波周波数、生化学的・心理社会的データを用いて小児EDの包括的病態解明を目指す。
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研究実績の概要 |
摂食障害(ED)では認知機能障害を認め、特にED の最多病型である神経性やせ症(AN)では「認知の歪み」の是正とともに回復へ向かうが、認知機能を評価しうる客観的なバイオマーカーはない。近年脳機能研究が注目され成人AN における脳波周波数の低下などが示唆されているが、ED の脳波周波数と認知機能障害や予後との関連は解明されておらず、小児ED での報告もない。本研究では小児ED の包括的病態解明を目的に、脳波周波数と認知機能や予後との関連、脳波周波数に加え生化学的・心理社会的データとの関連を検討するため本年度はデータ収集をおこなった。15機会の脳波検査データが蓄積 した。内分泌検査データ、その他の生化学検査データも含めたデータベースを構築しデータを蓄積している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
計画通り症例の蓄積、検査データの蓄積が進んでいるためおおむね順調に進展している。
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今後の研究の推進方策 |
小児摂食障害患者において、引き続き症例蓄積、データベース構築、残余検体、脳波検査データ、内分泌検査データなどを蓄積していく。残余検体を用いてサイトカインなどのバイオマーカーの測定を行う予定である。
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