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血中エクソソームを用いた肝細胞癌化学療法の新たなバイオマーカー、治療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 22K15989
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53010:消化器内科学関連
研究機関新潟大学

研究代表者

酒井 規裕  新潟大学, 医歯学系, 特任助教 (00911984)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2022年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2024年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワードエクソソーム / HCC
研究開始時の研究の概要

分子標的薬や免疫チェックポイント阻害剤を用いた化学療法は、切除不能肝細胞癌に対す
る標準的治療のひとつであり、肝細胞癌患者の予後を延長する。一方で、近年ヒト血清エク
ソソーム解析の研究が進んでおり、血液疾患・慢性閉塞性肺疾患など様々な疾患でバイオマ
ーカーとしての報告がされている。エクソソームとは直径100 nmほどの細胞外小胞であり、
細胞間輸送や細胞間コミュニケーションに関わっている。本研究の目的は、肝細胞癌の全身化学療法前後でのエクソソームの変化を明らかにし、新規の血清バイオマーカーや治療法の開発につなげていくことである。

研究実績の概要

本年度は肝癌に対して、全身化学療法中のヒト血清中のエクソソーム検体の採取と分析を行った。アテゾリズマブ+ベバシズマブ併用療法、レンバチニブ投与療法、カボサンチニブ投与療法などを含めて、17名の化学療法開始前後の血清採取の同意が得られ、検体保存を行った。トライアルとして、血清中からMagcapture試薬を使用し、エクソソームを抽出して児施設内でプロテオーム解析を行った。結果として、CD9、CD63、CD81といったエクソソーム関連蛋白を含めて、2000種類弱のタンパクの分析結果が得られた。今後、症例を増やしてプロテオーム解析を行い、目標蛋白を同定して個別に解析を行っていく予定である。また、トライアルとしてヒト血清検体からフローサイトメトリーを開始している。
本年度はヒト血清検体解析を中心に研究を行っており、in vitroの実験はまだ開始していない状況である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

ヒト血清検体に関する研究は開始しているが、in vitroの解析はまだ開始できていないため。

今後の研究の推進方策

ヒト血清検体に関して、プロテオーム解析を行い、標的蛋白を同定しながら、並行してin vitroの解析も開始していく。

報告書

(1件)
  • 2022 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2022-04-19   更新日: 2023-12-25  

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