研究課題/領域番号 |
22K15998
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分53010:消化器内科学関連
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
田所 智子 香川大学, 医学部附属病院, 助教 (50813177)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2026年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2025年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2024年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2023年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
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キーワード | 急性肝不全 / 劇症肝炎 / ガレクチン-9 / microRNA / マイクロRNA / 免疫チェックポイント分子 |
研究開始時の研究の概要 |
急性肝不全は未だに致死率の高い難病であり有効な内科的治療は確立されていない。今後新たな治療薬や早期予後予測のマーカーの開発が期待されている。新たな免疫チェックポイント分子であるガレクチン-9の急性肝不全に対する有効性や予後との関連を検討し、予後に関連するエクソソームマイクロRNAなどの新規バイオマーカーおよびそれを使用した診断アルゴリズムを確立し、ひいては急性肝不全の新たなる治療を見出すことが研究の最大目標である。
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研究実績の概要 |
急性肝不全、特に従来の劇症肝炎に相当する急性肝不全昏睡型は、未だに致死率の極めて高い難病である。有効な治療薬はいまだ無く人工肝補助療法が治療の中心となっており、有効な治療薬の開発が急務である。ガレクチンー9(Gal-9)はTim-3(T-cell immunoglobulin and mucindomain containing-3)に結合することでTh1細胞が疲弊することが報告されている。我々は今回、急性肝不全モデルマウスに対するGal-9の効果について検討し、Gal-9投与群で生存率の延長を確認した。現在急性肝不全患者の血清を含めたデータ集積を行っている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
マウス実験系においてGal-9投与群での生存率延長を確認した。発症患者数が少なく、患者データは集積中である。
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今後の研究の推進方策 |
急性肝不全患者の血清中のmicroRNA、Gal-9について解析を行い、急性肝不全治療における予後予測や創薬に関する基礎的研究を行う。
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