研究課題/領域番号 |
22K15999
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分53010:消化器内科学関連
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
丹下 和洋 愛媛大学, 医学系研究科 地域消化器免疫医療学講座, 助教 (10903750)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2026年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2025年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 炭酸脱水酵素Ⅰ / 炎症性腸疾患 / 潰瘍性大腸炎 / 炭酸脱水酵素I |
研究開始時の研究の概要 |
潰瘍性大腸炎の病態に盲腸の抗原(Cecal Bacterial Antigen: CBA)が深くかかわることは以前から報告されているが、申請者らのグループは、CBAをプロテオーム解析した結果、炭酸脱水酵素I(CA I)が主要な蛋白抗原であることを同定した。本研究では、CA I-KOマウスを作成して、 腸管、糞便中に存在するCA Iの排除が、自然免疫、獲得免疫、さらには腸内環境(腸内細 菌、便pH、便中代謝産物)に及ぼす影響を評価するとともに、腸炎を誘発した同CA I-KOマウスに、CA Iを補充することにより、腸炎抑制が得られるかどうかを評価し、 CA I抗原補充療法の薬物治療効果を解明する。
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研究実績の概要 |
当グループは、消化管では大腸上皮細胞のみに存在する炭酸脱水酵素I(Carbonic Anhydrase I :CA I)が腸炎において保護的な役割を示すことを同定した。本研究ではCA Iが腸炎抑制に関わる機序を同定するために、CA Iノックアウトマウスを作成し研究を行うことを目的としている。 腸管、糞便中に存在するCA Iの排除が、自然免疫、獲得免疫、さらには腸内環境(腸内細菌、便pH、便中代謝産物)に及ぼす影響を評価することを目標としているが、研究予定通り、2022年度は腸炎モデルマウスの作成を行った。 KOマウス作成にあたり、メス・オス共にホモマウスを1匹作出することができた。シーケンスやジェノタイピング解析についてこれまでに行なっているが、挿入遺伝子の欠損等が、KOマウス作成にあたって問題なく行えていることを確認している。現在は、ホモメス×ヘテロオスの交配により、マウスを増やせるかどうか、研究を遂行中である。 オス・メス共に、胎生致死は見られないことは判明しているが、繁殖困難な可能性も考慮し、並行してCar1 floxマウスの作成も行なっている。Car1 floxマウスにおいては、片方のloxP配列が挿入されたホモマウスを用いて、もう片方のloxP配列挿入を試み、ヘテロに挿入されたマウスを作成するところまで完了した。これからマウスを繁殖させ、ホモ化したfloxマウスを作成予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
学位の取得が2023年2月となり、幾分か学位取得のための研究時間が多くなった。 本科研の開始・使用時期は遅くなったが、学位での研究課題と並行してKOマウスの作成については行なっており、繁殖までの段階には達している。
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今後の研究の推進方策 |
本科研プロジェクトに対するeffortを予定通りとし、研究を遂行していく。
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