研究課題/領域番号 |
22K16003
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分53010:消化器内科学関連
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
夏目 まこと 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (70870137)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 大腸鋸歯状病変 / BRAF変異型大腸癌 / miRNA / BRAF変異 / 大腸癌 |
研究開始時の研究の概要 |
大腸SSLの多くは極めて緩徐な経過をたどる一方、癌化とともに急速に施行し、予後不良のBRAF変異型大腸癌へと進展するが、そのメカニズムは謎である。本研究では、SSLの癌化および悪性化の過程におけるmiRNAのプロファイルの変化を同定し、SSLの悪性度獲得機構の謎の一端を紐解く。さらに、樹立した BRAF変異型大腸癌細胞株を用い、細胞・動物モデルにおいて検証し、同定したmiRNAの機能解析を行う。本研究では、SSLの高悪性度獲得機構を明らかにし、今後のSSLの診断・治療指針への一助とするのみならず、BRAF変異型大腸癌に対する新たな治療戦略にもつなげたい。
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研究実績の概要 |
「大腸鋸歯状病変(SSL)からの発癌経路の実態調査と病態解明」という研究名で、名古屋市立大学病院および関連施設を含んだ、8施設での多施設共同研究を開始した。本研究の参加する全施設でのIRB承認が完了後に、各施設から、SSLおよびSSL関連早期癌の症例および臨床情報を集積した。SSLおよびSSL関連癌の内視鏡像を集積するとともに、病理検体を集積している。また、並行して、SSLおよび、SSL関連早期癌、SSL関連(BRAF変異型)進行大腸癌の腫瘍組織検体から、miRNAの抽出を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
コロナ感染症に伴う公的機関の休止等にともない、研究補助員が欠員したため。
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今後の研究の推進方策 |
全例の腫瘍組織からのmiRNAの抽出を完了する。その後、miRNAマイクロアレイを用い、miRNA発現を網羅的に解析し、SSL関連早期大腸癌や、SSL関連進行大腸癌にて、異常発現を来すmiRNA群を抽出しSSLからの発がん経路にかかわるmiRNAの候補を同定する。さらに、浸潤癌で変化する責任miRNAを絞りこむとともに、そのなかから血管新生因子を標的とするmiRNAをデータベースを用いて複数抽出する。その後、全例の腫瘍組織を用いて、抽出したSSL発がんにかかわる候補miRNA発現を、qPCRにより解析する。 さらにBRAF変異型大腸癌細胞株を用いて、それらのmiRNAの発現を制御することにより、機能解析を行う。
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