研究課題/領域番号 |
22K16013
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分53010:消化器内科学関連
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
高橋 一也 新潟大学, 医歯学系, 特任助教 (90793068)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2024年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2023年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 腹痛 / 炎症性腸疾患 / HPA axis / 腸内細菌 |
研究開始時の研究の概要 |
炎症性腸疾患(IBD: Inflammatory Bowel Disease)患者では粘膜治癒達成後も高い頻度で腹痛がみられるが、その詳しい病態は解明されていない。ストレスによるHypothalamic-Pituitary-Adrenal(HPA)axisの賦活化が、IBD患者における腹痛に関与している可能性があるが、検討は不十分である。本研究ではまず多角的視点で臨床データを収集し、患者の詳細なクラスタリングを行う。次いで大腸検体、血液検体を用いて、HPA axisに関連する因子を評価する。HPA axisを形成する各因子の関連を詳細に解析し、腹痛の程度を反映するバイオマーカーの発見を目指す。
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研究実績の概要 |
2023年3月末の時点で計410名の消化器疾患患者の臨床情報に関するデータベースを作成した。データベースには潰瘍性大腸炎74名、クローン病74名が含まれており、病勢、腹部症状に関するアンケート結果、精神症状、QOLに関するアンケート結果が登録されている。腹部症状や腸管外症状の聴取にはGSRS-IBS、Brief pain inventory、精神症状についてはHADS、QOLについてはSF36を用いて評価した。 IBD患者の大半で血液検体を採取、40例で便検体の採取を終えている。便検体については中間解析を行っており、腸内細菌叢の解析結果をデータベースに追加予定。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
検体採取、データ収集は順調であるが、解析でやや遅れが出ている。
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今後の研究の推進方策 |
今後、血清検体を用いた各種解析、ならびに腹部症状を前向きに経過観察していく予定。
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