研究課題/領域番号 |
22K16039
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分53010:消化器内科学関連
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研究機関 | 浜松医科大学 |
研究代表者 |
田村 智 浜松医科大学, 医学部, 助教 (40938354)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | GILZ / クルクミン / 炎症性腸疾患 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は腹腔MφにおけるGILZの機能的役割をex vivo、in vivo両面からサイトカイン測定や腸管炎症の程度を確認することで検討していく。 IL-4/IL-13 誘導M2 腹腔Mφとクルクミン誘導抗炎症性Mφとの分子生物学的相違をそれぞれELISAやFACSで解析する。またクルクミン誘導腹腔Mφの抗炎症性機能がGILZ 依存性かどうかをGILZノックアウトマウスを用いて解析する。
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研究実績の概要 |
本研究の目的はマウス腹腔MφにGILZ発現を誘導することにより、ex vivoおよびin vivoにおいて抗炎症性の機能を獲得できるかどうかについて、細胞生理学的手法を用いることにより明らかにすることである。2023年度はex vivoでIL-4/IL-13の刺激によりM2に分化させた腹腔Mφとクルクミンにより刺激したMφにおい て、M2分化のmaster regulatorであるinterferon regulatory factor 4 (IRF4)およびGILZのmRNAレベルの発現量を比較検討することに主眼をおいた。 またDSS腸炎マウスにクルクミンを給餌し、腸管の炎症やmRNAの発現量を検討したが、大きな変化が見られなかった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
実験系の確立に難渋しており、GILZ-KOマウスを用いた実験や、GILZ抑制した細胞実験を施行できていない。 またDSS腸炎マウスでの実験でも当初予想された結果が得られず、再検討を要する状況である。
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今後の研究の推進方策 |
DSS腸炎の期間を延長し、炎症の程度の確認やmRNA量の検討を行う。 またクルクミンを生体吸収のしやすいセラクルミンに変更し、検討する。
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