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頸部貼付型超音波を用いた心房細動アブレーション中の潜因性脳塞栓の発生機序の解明

研究課題

研究課題/領域番号 22K16085
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53020:循環器内科学関連
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

徳田 道史  東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (70534535)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2024年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2023年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワード心房細動 / 脳塞栓症 / カテーテルアブレーション / 頸動脈エコー / 頸動脈超音波検査 / 脳梗塞 / 頸部超音波検査
研究開始時の研究の概要

我が国で心房細動に対するアブレーション治療中に使用可能なアブレーションカテーテルは高周波カテーテル、クライオバルーン、ホットバルーン、レーザーバルーンの4種類である。
しかし、アブレーション治療中には約30%の患者で周術期無症候性脳塞栓が発生することが報告されている。本研究は術中貼付型頸部超音波栓子検出装置にてリアルタイムに頸動脈をモニタリングすることにより、4種類のデバイスにおいて塞栓子が術中どのタイミングで発生するのか、発生した微小な脳梗塞巣が術後の認知機能の低下と関連するのかを検討する。

研究実績の概要

心房細動に対して高周波カテーテル、クライオバルーン、ホットバルーン、レーザーバルーンアブレーションを施行する患者において、頸部超音波栓子検出装置 にてリアルタイムに頸動脈をモニタリングし、術後頭部MRIを施行し、塞栓子の発生数や無症候性脳塞栓の有無を検討する研究である。本研究は無症候性脳塞栓 が術中どのタイミングで発生するのか、各デバイスで異なるのかを明らかにすることを目的とする。
本研究には頸部超音波装置が必須であるが、研究計画時点で使用予定であった当院神経内科が所有する超音波装置が他の研究との関係で安定的に使用することが できず、新たに循環器内科で購入をすることとなった。COVIDのパンデミックやウクライナ危機などによる国際的な半導体不足の影響で、頸動脈超音波検査の機械の納入が延期されていた ため研究に遅れが生じた。
現在 60例程度で頸動脈エコーを心房細動アブレーション中に施行している。当初の症例では頚部での固定の問題から検査精度が悪く、当院において同検査によ り精通した脳神経内科医師らと技術・精度を高めているところである。
今までの結果では心房中隔穿刺直後、左房造影後、カテーテル焼灼中(高周波カテーテル、クライオバルーン、ホットバルーン、レーザーバルーン全てで発 生)、カテーテルの入れ替え時などを中心に栓子が頸動脈を通過するところが観察されており、今後症例数を蓄積していき、順次データを発表していく予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

頸部超音波装置が必須であるが、研究計画時点で使用予定であった当院神経内科が所有する超音波装置が他の研究との関係で使用することができず、新たに循環 器内科で購入をすることとなった。新型コロナウイルスや国際的な半導体不足の影響で、頸動脈超音波検査の機械の納入に遅れが生じたため、研究開始が遅れ た。現在40例ほどで検査を施行しており、解析はまとまった症例が集まってから行う予定である。

今後の研究の推進方策

今後症例を蓄積して、高周波カテーテル、ホットバルーン、レーザーバルーンでの比較をおこなう。
今後保険収載されるパルスフィールドアブレーションに関してもデータをとっていく予定である。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Successful bail-out of a massive air embolism during catheter ablation for atrial fibrillation2023

    • 著者名/発表者名
      Shiomi Satoko、Tokuda Michifumi、Yamashita Seigo、Ogawa Takayuki、Yamane Teiichi、Yoshimura Michihiro
    • 雑誌名

      HeartRhythm Case Reports

      巻: 9 号: 3 ページ: 148-151

    • DOI

      10.1016/j.hrcr.2022.12.006

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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