研究課題/領域番号 |
22K16212
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分53040:腎臓内科学関連
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
山本 正彦 新潟大学, 日本酒学センター, 特任助教 (50874822)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 糖尿病性腎臓病 / メタボローム / 生活習慣病 / 糖尿病合併症 |
研究開始時の研究の概要 |
糖尿病性腎臓病は、糖尿病細小血管合併症を構成する主要な疾患の一つであり、末期腎不全や透析導入に至ることもある。そのため、糖尿病性腎臓病の診断や重症化防止に有用となるバイオマーカーの探索が求められている。本研究では、鶴岡メタボロームコホート研究 (Tsuruoka Metabolomics Cohort Study)の情報を用いて、血漿中のメタボロームに関する網羅的な解析を行い、糖尿病性腎臓病や、そのサブタイプとの関連を明らかにする。
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研究実績の概要 |
糖尿病性腎臓病は、糖尿病学および公衆衛生学における重要な課題である。進行した場合、透析導入に至ることもあり、医療面だけでなく社会・経済面などにおいても、多大な影響を及ぼす。 このため、糖尿病性腎臓病の発症・進行の防止が喫緊の課題となっている。本研究では、大規模血漿メタボロミクス・バイオマーカーを用い、糖尿病性腎臓病の層別化に有用となるメタボロミクス・バイオマーカーを明らかにする。 既知の代謝因子やバイオマーカーだけでなく、メタボロミクス・バイオマーカーを加えて検討を行うことにより、メタボロミクス・バイオマーカーの糖尿病性腎臓病予防における有用性を探索する。 これにより、糖尿病性腎臓病の効果的な予防方法を検討する上での、個別化したアプローチが可能となる。現在、関連する国際会議での報告を行い、論文としての投稿を行い、さらに関連の追加事項について検討を進めているところである。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
教育者・指導者としての活動、臨床医として診療業務にかける割合が増加し、研究活動に割り当てるエフォートが低下した。また、情報収集活動に関連する学術会議等の参加・出席にも影響が出たこともあり、当初想定していた研究活動予定よりも、やや遅れが生じている。
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今後の研究の推進方策 |
関連する国際学会での演題発表など、一定の研究実績を挙げている。国際学会での発表実績を学術論文としてまとめ、英文学術誌への採択に向けて、引き続き推進する。 そして、これまでに得られた結果に加え、追加の解析・検討を行うことで、糖尿病性腎臓病を中心とした疾患群のメタボロームに関するサブタイプ別探索を推進する。
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