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SLE皮疹におけるオートファジー/LAPバランスを標的とした新規治療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 22K16265
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53050:皮膚科学関連
研究機関九州大学

研究代表者

冬野 洋子  九州大学, 医学研究院, 助教 (30529855)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2023年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2022年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
キーワードSLE / AHR / SLE皮疹 / Rubicon / LAP / オートファジー
研究開始時の研究の概要

SLEの皮疹では、細胞死の亢進に加えて死細胞のクリアランスが低下している。SLEの病態において、オートファジーの亢進ならびに、オートファジー因子LC3を用いる特殊な貪食作用(LAP;LC3関連貪食作用)の低下の重要性が示唆されている。オートファジーとLAPのバランスが不均衡な状態となっていると考えられるが、その制御機構は不明である。AHRは皮膚の恒常性維持に不可欠である。本研究ではオートファジーとLAPのバランス制御におけるAHRの役割と、AHR活性化がオートファジーとLAPのバランスを改善させ、死細胞のクリアランスを亢進させることを明らかにし、SLE皮疹に対する新たな治療法の開発を目指す。

研究成果の概要

NHEKに、オートファジーを誘導、阻害、もしくはLAP阻害した際のAHR経路、NRF2経路、EGFR経路の活性化動態について検討を行った。オートファジー/LAPに関係なくCYP1A1は上昇傾向となり、試薬の特性によるものと考えられ、オートファジーの 誘導/阻害剤、LAP阻害剤では、オートファジー/LAPバランスとAHRの活性化の評価はできないと判断した。合成核酸とIFNαによるケラチノサイトへの刺激で、SLE皮疹様のシグナル発 現を確認できた。さらにAHRリガンドを処理したところ、上記の一部のSLE様皮疹のシグナルの抑制を認めた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

全身性エリテマトーデス(SLE)の治療は、これまでステロイド内服などの免疫抑制剤が治療の主体であったが、近年ステロイドを減薬させることができるような、長期的に安全な新規治療薬の開発が望まれている。炎症性皮膚疾患の新たな治療ターゲットとして、AHR(Aryl hydrocarbon receptor; 芳香族炭化水素受容体)が注目されている。本研究で初めてSLE皮疹に対するAHRの活性化の効果の可能性について検討を行い、SLE皮疹に対する新たな治療の可能性を示した。

報告書

(3件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2025-01-30  

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