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ポリコーム群タンパク質PCGF6欠損樹状細胞の活性化におけるメカニズム

研究課題

研究課題/領域番号 22K16311
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分54010:血液および腫瘍内科学関連
研究機関東京理科大学

研究代表者

平川 真弓  東京理科大学, 研究推進機構生命医科学研究所, 助教 (70871490)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2023年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2022年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
キーワード樹状細胞 / ポリコーム / 免疫 / 免疫賦活化
研究開始時の研究の概要

本研究では、生体内DCにおけるPCGF6の機能を明らかにすることを目的とする。PCGF6を欠損したDCを用いて、サイトカイン産生、抗原提示能、抗腫瘍機能を調べるとともに、RNA-seqやChIP-seqを行いPCGF6欠損により影響を受ける遺伝子を解析する。このようにして、感染、炎症時の活性化DCにおけるPCGF6の標的遺伝子を解析し、PCGF6の役割を明らかにする。さらに、ヒトDCにおいてPCGF6を欠損させることにより、分化・活性化におけるPCGF6の機能を明らかにする。本研究により、これまで不明であったDCの活性化を制御する分子機構の解明が進む。また、こうしたメカニズムが解明されれば、DCを用いたがん、感染症治療への応用に結びつくと期待される。

研究成果の概要

本研究では、生体内樹状細胞(DC)におけるPCGF6の機能を明らかにすることを目的とした。まずPCGF6を欠損した骨髄細胞を、サイトカインを用いてDCを培養しLPSで刺激した後、活性化マーカーを調べたところ、PCGF6を欠損した骨髄細胞で上昇していた。さらに担がんマウスモデルを用いて、樹状細胞特的なPCGF6欠損マウス(CD11cCre;Pcgf6fl/fl)における生体内でのPCGF6の機能を調べた。しかしながら、コントロールマウスとPCGF6欠損マウスの腫瘍サイズ、リンパ節、脾臓における樹状細胞のサブセットの顕著な違いは見られなかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

申請者らはPCGF6が生体内において樹上細胞(DC)の活性化を負に制御することを踏まえ、DC特的なPCGF6欠損マウスを用いて、生体内でのDC活性時におけるPCGF6の役割を明らかにしようとした。ヒトDCにおいてPCGF6を欠損させることにより、DC分化・活性化におけるPCGF6の機能を制御することで、DCの活性化を制御することが可能となり、単に、PCGF6によるDCの機能成熟機構の解明にとどまらず、 サイトカイン産生能をより増強したDCの作製やがん細胞への特異性が高く副作用が低いという利点を持つ、DCワクチン療法への応用など医療分野に貢献することが期待できる。

報告書

(3件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2025-01-30  

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