配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2022年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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今後の研究の推進方策 |
単球からfibrocyteへの分化に関連するサイトカインとしては、IL-1RA, IL-4, IL-6, IL-7, IL-12p70, IL-13, IL-18, CXCL1, CCL2, CCL4, CCL22, TNF-α, IFN-γ, M-CSFなどが知られている。本研究では、LEGENDplexというmulti-cytokine assay kitを用いてこれら14種類のサイトカインを同時に測定できるカスタムパネルを作成した。令和6年度以降はこのパネルを用いて、患者血清中およびMDS92細胞株の培養上清中のfibrocyteに影響を与える因子について解析を行っていく。 また、MDSのモデルマウスであるPolgマウスについては、同時期に出生したホモ接合体マウスのメスを投与群5匹、非投与群5匹の計10匹準備し、Romiplostimの投与に伴う骨髄線維化や脾腫、貧血の進行などについて評価する。また、可能であればホモ接合体マウス5匹と同週齢のヘテロ接合体マウス5匹の両群に対してRomiplostimの投与を行い、反応性の差異について評価する。 現在FISH法によって腫瘍細胞由来のfibrocyteとそれ以外のfibrocyteを判別することを計画しているが、FISH法によって判別可能な染色体異常を持つMDS症例が十分数得られなかった場合、免疫染色など他の方法で腫瘍と非腫瘍を判別する手段を検討しなくてはならなくなる可能性もある。引き続き症例を集積しつつ検討していく。
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