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膵島と腺房細胞の相互作用によるGLP-1を介した膵β細胞増殖制御機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 22K16400
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分54040:代謝および内分泌学関連
研究機関横浜市立大学

研究代表者

京原 麻由  横浜市立大学, 附属病院, 助教 (20828545)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2023年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2022年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
キーワードGLP-1
研究開始時の研究の概要

GLP-1は膵β細胞増殖の促進作用が報告されるが、その機序は不明な点も多い。申請者は、GLP-1受容体作動薬のリラグルチド刺激膵島のプロテオミクス解析を行い、外分泌腺の消化酵素Amy1や、膵腺房細胞に発現し膵β細胞へ作用する可能性が報告される分泌因子Reg1の発現上昇を見出した。申請者は、GLP-1による膵β細胞増殖における、膵島と腺房細胞との相互作用を介した新規経路の関与を提唱し、これを明らかとすることを本研究の目的とする。

研究成果の概要

GLP-1は膵β細胞増殖の促進作用が報告される。我々は、GLP-1受容体作動薬を添加した膵島の定量プロテオミクス解析を行い、膵外分泌酵素や、膵腺房細胞に発現し膵β細胞増殖因子として報告される分泌因子Reg1の発現上昇を見出した。単離膵島と腺房細胞の共培養系を確立し、GLP-1は接着分子の発現誘導により膵島と周囲の腺房細胞の接着を促進し、腺房細胞由来のReg1を介して膵β細胞増殖を促進する機序が想定された。GLP-1による膵β細胞増殖における、膵島と腺房細胞との相互作用を介した新規経路の関与が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究により、GLP-1による膵β細胞増殖作用において、膵島と腺房細胞の相互作用を介した新規経路の関与が示唆された。本研究の成果はGLP-1等のインクレチンを介した糖尿病治療における未解明の作用機序解明につながるとともに、膵β細胞増殖研究への貢献と、腺房細胞を標的とした糖尿病の新規治療法の開発へとつながる可能性がある。

報告書

(3件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 膵島と腺房細胞の相互作用におけるGLP-1を介した膵β細胞制御機構の解析2023

    • 著者名/発表者名
      京原麻由、寺内康夫、白川純
    • 学会等名
      第66回日本糖尿病学会年次学術集会
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [学会発表] GLP-1受容体作動薬による膵β細胞増殖作用の新機軸2023

    • 著者名/発表者名
      京原麻由、寺内康夫、白川純
    • 学会等名
      第36回日本糖尿病・肥満動物学会年次学術集会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2025-01-30  

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