研究課題/領域番号 |
22K16410
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分54040:代謝および内分泌学関連
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研究機関 | 浜松医科大学 |
研究代表者 |
柿沢 圭亮 浜松医科大学, 医学部附属病院, 診療助教 (70867655)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2024年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | クッシング病 / USP48遺伝子 |
研究開始時の研究の概要 |
クッシング病(ACTH産生下垂体腺腫)において、近年、様々な遺伝子の体細胞変異がACTH自律性分泌をきたすメカニズムが解明されつつあるが、その内、USP48遺伝子変異に関しては未だ不明確な部分が多い。本研究は、(1)日本人のクッシング病患者における、USP48遺伝子の体細胞変異率を示すこと、(2)USP48遺伝子変異とCK2を介した細胞増殖関連シグナル伝達経路との関連性を解明し、その関連タンパク質の変化をUSP48遺伝子変異陽性クッシング病腫瘍検体における免疫染色にて示すこと、を目的とし、本邦のクッシング病症例における遺伝子変異の実態ならびに新規治療機序の解明を目指す。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、(1) 日本人のクッシング病患者における、USP48遺伝子の体細胞変異 率を示すこと、(2) USP48遺伝子変異とCK2を介した細胞増殖関連シグナル伝達経路との関連性を解明し、その関連タンパク質の変化をUSP48遺伝子変異陽性クッシング病腫瘍検体における免疫染色にて示すことである。これにより、本邦のクッシング病症例における遺伝子変異の実態ならびに新規治療機序の解明を目指している。 当該年度は、まず上記(1)の研究に着手した。手術により摘出されたクッシング病の腫瘍検体(FFPE組織切片)より、DNAの抽出を行なった。抽出したDNAを用いて、USP8遺伝子変異陰性の腫瘍検体に関して、USP48遺伝子変異の有無を確認した。USP48遺伝子はp.M415Iまたはp.M415Vが変異のホットスポットであることが既知であり、同部位を標的としてサンガーシークエンスでの解析を行なった。これまでに、計35検体の解析を行ない、内2検体(5.7%)でUSP48遺伝子変異を認めた。変異部位はともに既知のp.M415Iであった。 次に上記(2)の研究に着手した。AtT20細胞株を用いた検討を予定しており、同細胞へトランスフェクションするため、先ずは遺伝子変異を含む合成USP48DNAの作成を行なった。既知のp.M415I(c.1245G>C, c1245G>Aの2種), p.M415V(c.1243A>G)の遺伝子変異を含む、合成USP48DNAの作成に成功した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本研究の目的の1つである、USP48遺伝子の体細胞変異率を示すことができ、現在もう1つの目的に関する研究に着手している状況である。
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今後の研究の推進方策 |
合成した変異型USP48DNAをAtT20細胞株へトランスフェクションし、細胞内シグナル伝達経路を主とした検討を行なっていく予定である。
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