研究課題
若手研究
現在までに原発性アルドステロン症の研究から、ミネラロコルチコイド受容体の活性化が動脈硬化に伴う、心筋梗塞、狭心症、心房細動、脳梗塞、脳出血といった脳心血管疾患のリスクと関連することが示唆されてきました。しかし、ミネラロコルチコイド受容体の活性を実際の現場で測定する方法がなく、どういった方が特にリスクが高いか、また、治療によってどの程度改善したのか、といったことは臨床医が複数の検査やデータを組み合わせて評価するしかありませんでした。本研究では動脈硬化のリスク因子と想定されるミネラロコルチコイド受容体活性を示すバイオマーカーを見出し、臨床現場でも測定できるようにすることを目的としています。