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乳癌細胞の骨におけるDormancyの分子基盤解析と晩期再発への新規治療戦略開発

研究課題

研究課題/領域番号 22K16455
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
研究機関公益財団法人がん研究会

研究代表者

松永 有紀  公益財団法人がん研究会, NEXT-Gankenプログラム がん細胞社会成因解明プロジェクト, 客員研究員 (80911768)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2023年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2022年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
キーワードER陽性乳癌 / Dormancy / single cell analysis / 3D model / 乳癌 / 骨転移 / 骨間質細胞 / 3Dモデル / single cell / 細胞老化
研究開始時の研究の概要

乳癌の長期予後悪化の要因の一つである晩期再発には、癌細胞が骨内で長期に増殖を停止しているDormancyが深く関わるとされているが、その本態は未だ不明である。本研究では、骨における乳癌細胞と周囲の微小環境との相互作用の分子機構をシングルセルレベルで解明し、その制御方法を検討することで、骨に存在する乳癌細胞のDormancyの病態を理解することを目的としており、将来的に乳癌のDormancy細胞を標的とした新規治療戦略の創成へと繋がることが期待される。

研究成果の概要

乳癌細胞の骨髄におけるDormancy病態の理解を目的に、骨髄微小環境を再現する乳癌細胞と間質細胞の3D共培養モデルを樹立した。3Dモデルで増殖停止状態にある乳癌細胞は老化、休止、幹細胞様などの特徴を持つ複数のクラスターから成り立つヘテロな細胞集団であった。また、乳癌細胞のみならず、間質細胞として用いた骨芽細胞、線維芽細胞も3D共培養下では複数のクラスターを形成し、それぞれ乳癌細胞の各クラスターと特徴的な相互作用を示した。次のステップとして、エストロゲン遮断やCDK4/6阻害剤などへの反応性評価を行い、晩期再発に寄与する乳癌・間質細胞集団の特定と、新たな治療アプローチの検証を試みる。

研究成果の学術的意義や社会的意義

乳癌の長期予後悪化の要因の一つである晩期再発には、癌細胞が骨内で長期に増殖を停止しているdormancyが深く関わるとされているが、その本態は未だ不明である。本研究では、骨における乳癌細胞と周囲の微小環境との相互作用により乳癌のdormancyを再現する3Dモデルを樹立し、その詳細な病態を明らかにした。今後、晩期再発に関与する細胞集団の特定と、制御方法を検討することで、将来的に乳癌のdormancy細胞を標的とした晩期再発に対する新規治療戦略の創成へと繋がることが期待される。

報告書

(3件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2025-01-30  

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