研究課題
若手研究
近年、免疫チェックポイント阻害剤(immune checkpoint inhibitor; ICI)による免疫療法の治療効果は世界に大きなインパクトを与えてきた。しかし、食道がん、胃がんにおけるICI単剤による治療の奏功率はそれぞれ20%、11%と他のがん種に比べ低いにも関わらず、重篤な免疫関連有害事象(immune related adverse events; irAE)の発症にも注意が必要である。さらに、現時点では、治療効果やirAEの発症を鋭敏に予測できる確固たるバイオマーカーが存在しない。本研究では、ICI治療が行われる消化器がん患者を対象とし、腫瘍免疫学的な評価を詳細に行う。