研究課題/領域番号 |
22K16512
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分55020:消化器外科学関連
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
垣内 慶彦 岡山大学, 大学病院, 助教 (70868356)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2023年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2022年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | ウイルス療法 / エクソソーム / 樹状細胞 / 免疫 / 細胞外小胞 / 腫瘍融解アデノウイルス / 樹上細胞 / ドラッグデリバリーシステム |
研究開始時の研究の概要 |
申請者らは以前にウイルス治療後にウイルスががエクソソームを介して未治療腫瘍において抗腫瘍効果を引き起こすことを確認した。この際に引き起こされた抗腫瘍効果は、アポトーシスなどに代表される直接的な効果であった。一方、申請者らは過去にウイルス治療後に免疫細胞死(Immunogenic Cell Death:ICD)を引き起こすことを確認している。これらの知見から、腫瘍融解アデノウイルスでの治療後にウイルスがエクソソームを介して引き起こす効果には、以前示した直接的な効果以外に、免疫賦活に伴う間接的な効果も存在する可能性を考え、本仮説を証明する研究を企図した。
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研究実績の概要 |
マウス両側背部皮下腫瘍モデルにおけるエクソソームを介した抗腫瘍免疫反応に関する検討を行った。in vivoとして、wild typeのアデノウイルスでワクチネーションを行い中和抗体が産生されたマウスを作成し、PAN02の両側背部皮下腫瘍モデルを作成。PBS、OBP-301、OBP-702(いずれも局所投与)に分けて片側腫瘍のみを治療し、治療側腫瘍のドレナージリンパ節および未治療腫瘍において抗腫瘍免疫反応が誘導されているかを治療後1週間程度で観察した。評価はFlow cytometry、免疫組織化学染色にて解析・検討を行ない、Exo301、Exo702が、腫瘍近傍のリンパ節でDCを活性化し、遠隔部腫瘍において抗腫瘍免疫反応を引き起こしていることを確認した。 免疫のあるマウス脾臓を用いたExo702によるT細胞の活性化に関する検討した。上記と同様のマウス背側皮下腫瘍を作成し、腫瘍をPBS、OBP-301、OBP-702(いずれも局所投与)で治療した後に脾臓からCD8陽性リンパ球を分離し、それを腫瘍細胞へと投与することでT細胞の活性化を評価(Cytotoxix T lymphocyte:CTL assay)し、Exo301、Exo702を介して効果が引き起こされることを確認した。 マウス両側背部皮下腫瘍モデルにおけるエクソソームを介した抗腫瘍免疫反応による抗腫瘍効果に関する検討した。上記と同様の実験系にて腫瘍の大きさを測定する。1か月を目途として測定した後、治療側腫瘍および未治療側腫瘍内に含まれるCD8 T細胞を免疫組織化学染色にて測定・解析を行う。本件については現在進行中で、解析を残るのみである。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
概ね研究計画通り進んでおり、最終解析を行うとともに、現在論文作成中である。
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今後の研究の推進方策 |
最終解析を行うとともに、現在論文作成中である。
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