配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2024年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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今後の研究の推進方策 |
ヒト膵臓癌細胞株(Panc-1, MIA Paca-2)を用いて、CLDN7/9強発現細胞株とCLDN7/9ノックダウン細胞株に対してRNAシークエンスを施行して、細胞増殖シグナルやEMT関連タンパクの発現を網羅的に解析する。RNAシークエンスにおけるパスウェー解析で同定した細胞増殖シグナルに関して、ヒト膵癌細胞株を用いて、CLDN7/9ノックダウンによる影響を確認する。CLDN7/9ノックダウンによる細胞増殖に関与する転写因子NF-kB, STAT3, Erk 1/2, Aktの活性化阻害効果をELISA法で定量的に評価する。細胞増殖因子の評価は以下の解析法で行う。タンパク質:アポトーシス (Cleaved caspase-3, -8, -9, Bcl-2, Cytosolic cytochrome c)、細胞周期 (p53, p21, cyclin D1, C-myc)、血管新生 (VEGF)、浸潤・遊走 (MMP-9, ICAM-1, VCAM-1)。アポトーシスはFACS(Annexin V/FITC assay)、細胞周期停止効果(Cell cycle analysis)、細胞増殖抑制効果(MTT assay)でそれぞれ行う。 CLDN7/9ノックダウンによるEMTの抑制効果を検討する。EMTはMigration assay、Scratch assayに加え、EMTマーカー(Vimentin, a-SMA, E-cadherin)の 蛋白定量および遺伝子発現を測定する。マウス膵癌細胞株を免疫正常マウスの脾臓に局所注射することで、肝転移モデルを作成し、CLDN7/9ノックアウトもしくは過剰発現を行い、小動物専用MRIで転移能について評価する。最終的に、膵切除検体において、CLDN7/9の免疫染色を行い、予後予測因子として有用か評価する。
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