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高齢化社会におけるせん妄合併下肢虚血症例のリキッドバイオプシー層別化法の新規開発

研究課題

研究課題/領域番号 22K16552
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分55030:心臓血管外科学関連
研究機関旭川医科大学

研究代表者

吉田 有里  旭川医科大学, 大学病院, 助教 (50646057)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
キーワード動脈硬化 / 心臓血管外科 / 血管外科 / 循環器 / せん妄 / エクソソーム
研究開始時の研究の概要

包括的高度慢性下肢虚血(CLTI)は、生活習慣病などを背景に発症し、虚血のため下肢切断が危ぶまれ予後不良の疾患である。その身体的障害は、せん妄などの精神的状態にも影響し、全身的な患者予後に大きく関与すると考えられ、フレイルの入り口ともなる。CLTI(=足部)と、せん妄発症(=頭部)にはリンクがあると考えられ、その解明がCLTI予後不良例の層別化法の新規開発・治療方針の決定に大きな意義をなすと考える。2者間に存在する血液脳関門を越えることが可能な因子であるエクソソームに着目し、それに含まれるマイクロRNA(miRNA)の遺伝子プロファイルを解析し、バイオマーカーとなり得るmiRNAsを同定する。

研究実績の概要

包括的高度慢性下肢虚血(CLTI)は、高齢化社会において増加し、生活習慣病などを背景に動脈硬化の進行とともに発症する。虚血が進行した場合、下肢切断に
も至りうる、予後不良の疾患である。CLTIによる身体的な障害は、せん妄などの精神的状態にも影響し、結果的には全身的な患者予後に大きく関与すると考えら
れ、フレイルの入り口ともなる。CLTI(=足部)と、せん妄発症(=頭部)には関連性があると考えられ、その解明がCLTI予後不良例の層別化法の新規開発・治
療方針の決定に大きな意義をなすと考え、今回の研究を行うこととした。当該年度には、当院血管外科に入院したCLTI患者の患者検体、基礎データの採取、せん
妄モニタリングツールを用いたせん妄評価を施行した。これらのデータ採取・データ整理を行い、今後の更なる研究のための準備・評価を行っている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

現在、患者情報の取得・整理、検体確保、miRNA抽出作業は進んでいる。このため、今後、データ解析、論文化を進めたいと考えている。

今後の研究の推進方策

データ蓄積は進んでいることから、今後はデータ解析を中心に行う予定である。せん妄発生関連因子による前向きせん妄発症予測と生命予後と身体機能予後の確認を行う。CLTI患者における年齢、性別、虚血性心疾患・脳血管疾患などの背景疾患、大脳白質病変、歩行能、足部重症度を評価し、せん妄評価ツールでの評価と、フレイル評価を行い、前向き研究でせん妄発症を追跡することで、因子の妥当性の解析を進める。せん妄発症に関連するエクソソーマルmiRNAの発現プロファイルの捕捉をめざす。網羅的なエクソソーマルmiRNA発現プロファイルを獲得し、せん妄発症に関連する因子の同定を行う。CLTI生存率、下肢切断、創傷治癒に関連するエクソソーマルmiRNAの同定を行い、術前バイオマーカーとしての妥当性を検討したい。
発現プロファイルを獲得し、せん妄発症に関わる因子と同定する。CLTI生存率、下肢切断、創傷治癒に関連するエクソソーマルmiRNAの同定(前向き検討)を行い、術前バイオマーカーとしての妥当性を検討する予定である。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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