研究課題/領域番号 |
22K16565
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分55040:呼吸器外科学関連
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
門松 由佳 名古屋大学, 医学部附属病院, 病院助教 (80878364)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2024年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2023年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2022年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
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キーワード | 微小肺結節 / 肺切除 / 脱気変形モデル / 肺癌 / 微小結節 / 肺部分切除 / 脱気変形 / 非触知結節 |
研究開始時の研究の概要 |
CT機器の精度向上と普及に伴い微小肺結節の切除手術は増加している。部分切除時の肺は肺の虚脱(脱気変形)のみならず、肺の折りたたみ(Folding)による修飾をうける。様々な微小結節位置の同定法が考案されているが、いずれも微小結節の表面位置の指標のみであり、深部断端の特定法はいまだ確立されていない。今なお、非触知結節の深部断端は外科医の経験にもとづいて予測し、切除している現状がある。本研究が目指すのは術前CTのみから肺部分切除時(脱気変形+Folding変形後)の位置同定アルゴリズムを確立することである。
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研究実績の概要 |
CT検査の普及により微小な肺結節の手術症例が増加している。術前の拡張肺における結節の局在を3次元的に示す機能は市販の3D医用画像処理ワークステーショ ン で可能である。しかし、術中の分離肺換気による肺虚脱変形により結節の局在はかなり変化するため、不十分である。 本研究では蝕知不能な微小結節の同定とエビデンスに基づく肺部分切除実施にむけて①3D医用画像処理ワークステーション (Synapse Vincent、zaiostation) ②術中コーンビームCT(Cone Beam CT: CBCT) ③VAL-MAP(気管支鏡バーチャル3D肺マッピング) ④SuperDimension ナビゲーションシステム ⑤肺脱気変形モデルを利用して取り組む予定であった。しかしSuperDimensionシステムが事業者との早期契約終了に伴い利用できなくなったため、代わりに本研究室で利用している肺の虚脱変形アルゴリズムを搭載した画像処理ワークステーションを併用(以降、実験機器とする)して微小結節部位を同定する試みを行うことにした。従来法にて施行したマーキング位置と微小結節位置を手術当日のCT画像にて同定し、実験機器上で仮想胸腔鏡画像として表示させた。本年度は少数例の実施のみであったが、微小結節位置の同定と肺部分切除が可能であった。 本研究の目的は脱気変形に対応した微小結節の位置変化を術前CTからのみ予測し、非侵襲的な追加処置のみでエビデンスに基づいた部分切除を達成することである。。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
小型肺結節の同定において手術中触知できない低侵襲手術(胸腔鏡もしくはロボット支援下手術)を対象とした。手術直前のCTを撮影し、従来法による術前マーキング位置および微小結節位置を同定、胸腔鏡挿入位置を指定し、実験機器上で仮想胸腔鏡画像を作成した。手術室にて、実験機器上で表示させた仮想胸腔鏡画像から推定される微小結節位置にマーキングした上で、肺部分切除術を施行。少数例の試みにて、想定した手順にて問題なく微小結節の推定が術中可能であることを確認した。
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今後の研究の推進方策 |
予定した実験手順にて微小結節の位置推定は可能であった。現在実施した症例は微小結節の局在に偏りがあるため、他肺葉においても推定可能かを症例数を増やして検討する。また微小結節と推定位置との誤差について距離を計測する方法を検討中である。
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