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肺間葉系幹細胞を介した肺線維化メカニズムの解明:新たな治療アプローチの開発

研究課題

研究課題/領域番号 22K16608
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分55050:麻酔科学関連
研究機関近畿大学

研究代表者

辻本 宜敏  近畿大学, 医学部, 講師 (70783083)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2023年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード細胞障害性 / 間葉系幹細胞 / 肺線維症 / 再生医療学
研究開始時の研究の概要

肺線維症は不可逆的に進行する予後不良の疾患であり、現在も効果的な治療法は確立されていない。全身に存在する間葉系幹細胞(MSC)は生体の恒常性維持に寄与しており、これを用いた治療の試みがなされている。肺にもMSCは存在するが肺線維化における役割はほとんど不明である。本研究では肺線維化における肺MSCの役割をマイクロRNAの観点から解明し、肺MSC制御による肺線維症治療法の開発を試みる。

研究実績の概要

肺線維症モデルマウスの作成にあたって、まずは作成に使用する物質(ブレオマイシン、リポポリサッカライド)による間葉系幹細胞への影響を検討することとした。
肺線維症モデルの作成に用いるブレオマイシン、リポポリサッカライドによる肺間葉系幹細胞への細胞障害性を検討するために乳酸脱水素酵素(Lactate dehydrogenase:LDH)量の調査を行った。動物愛護の観点からまずは細胞株を使用して条件検討を行うこととした。細胞株にはNG108-15株を用いた。その結果、リポポリサッカライドにおいてはLDHの上昇が認められたがブレオマイシンについてはLDH量に変化は見られなかった。ブレオマイシンの投与方法は後に検討することとし、次いで低酸素環境や高血糖環境の影響を調査するために同様にLDH量の調査を行った。低酸素環境においてLDH量の上昇は認められたが高血糖による影響は一定ではなかった。培地に含まれるグルコースによる浸透圧の影響も考慮し終末糖酸化物(Advanced glycation endproducts:AGE)を付加し、細胞障害性を検討することとした。AGEの負荷によりLDH量の上昇がみられることから、高血糖環境による細胞障害性がみられるであろうことが予測された。しかしながら高血糖環境において結果が一定でないことからブレオマイシン、グルコース投与下の条件ではさらなる条件の検討が必要であることが考えられる。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

臨床業務負担のため、研究にエフォートを割けない状況が続いているため。

今後の研究の推進方策

細胞株を変え、障害刺激を変えて条件を検討中である。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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