| 研究課題/領域番号 |
22K16626
|
| 研究種目 |
若手研究
|
| 配分区分 | 基金 |
| 審査区分 |
小区分55060:救急医学関連
|
| 研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
小山 有紀子 大阪大学, 大学院医学系研究科, 助教 (70942423)
|
| 研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2024-03-31
|
| 研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
| 配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2023年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2022年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
|
| キーワード | 横隔膜傷害 / 重症肺傷害 / 炎症 / 肺傷害 / 横隔膜 / 人工呼吸関連横隔膜傷害 / 急性肺傷害 / 変性 / diaphragm / ARDS / 強い自発呼吸努力 |
| 研究開始時の研究の概要 |
ウサギを用いて急性肺傷害モデルでの自発呼吸努力の違いが横隔膜に与える影響について、呼吸生理学、病理組織学的に解析を行う。今まで行ってきた肺傷害の発生メカニズムを研究する中で、自発呼吸努力を作り出す横隔膜の働きについて着想した。横隔膜が10%以上変化する場合に予後が悪くなることは臨床研究で証明されており、人工呼吸器関連横隔膜傷害とされている。しかし、横隔膜の変化を呼吸生理学と結び付け、さらに病理組織、プロテオミクス解析、遺伝子解析(RNAシーケンス)を行った研究はない。そこで今回、ウサギを用いて実験を行い、組織学的解析とRNAシーケンス解析、及び血清からのプロテオミクス解析、を行うものである。
|
| 研究成果の概要 |
ウサギを用いて重症肺傷害モデルを作成する。ウサギを自発呼吸を強く残した群、自発呼吸のない群に分け、人工呼吸管理を行う。0時間、4時間、10時間の終了後にウサギの横隔膜を取り出し、横隔膜の傷害の程度を調べた。自発呼吸を強く残した群では、経時的に横隔膜に傷害を認めた。病理学的に炎症細胞浸潤、筋腹の変性などの変化を認めた。自発呼吸のない群では炎症細胞浸潤も筋腹の変性も認められなかった。これにより、自発呼吸を強く残すと横隔膜に炎症が起こり、筋腹に変性が起こることが証明された。さらに、経時的に最大吸気圧を測定しており、8時間をピークに下がってきていることから、筋疲労が起こったと考えられた。
|
| 研究成果の学術的意義や社会的意義 |
重症肺傷害が起こった際に肺の治療に重点が置かれるが、横隔膜も傷害を受けており、横隔膜傷害によって人工呼吸器離脱が遅れることは以前から言われていた。筋弛緩薬を用いて横隔膜の委縮が生じることについては組織学的に証明されているが、強い自発呼吸努力を残した後に組織学的にどのようなことが起こるのかは証明されていなかった。今回の研究では横隔膜傷害を証明した結果が得られた。
|