研究課題/領域番号 |
22K16634
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分55060:救急医学関連
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研究機関 | 地方独立行政法人加古川市民病院機構(臨床研究・治験センター) |
研究代表者 |
藤浪 好寿 地方独立行政法人加古川市民病院機構(臨床研究・治験センター), 臨床研究・治験センター, 医師 (00839194)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | オーラルフレイル / フレイル / マウスモデル / 免疫アッセイ / 舌圧 / 口腔機能検査 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は咬合不全の側面から、敗血症患者の長期予後改善を目指す基盤的研究であり、①ICU敗血症患者における歯牙欠損・咬合不全が予後に与えるインパクトを明らかにするとともに、②咬合不全マウスモデルによる敗血症後の炎症・免疫・身体・認知・精神機能を評価し、それらが増悪する機序を解明することを目標とする。
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研究実績の概要 |
動物実験について、計画通りに実験は終了し論文作成を行った。現在投稿中である。咬合不全モデルマウスに敗血症を誘導した場合、敗血症モデル単独と比較すると自然免疫のみでなく獲得免疫も障害されることが明らかとなった。 臨床研究について、研究対象者のエントリーが終了しデータベースを作成した。対象者の退院時転帰の入力を継続し、統計学的解析とアウトカム評価を行う予定である。 また動物実験よりも臨床研究が先に終了する計画であったが、舌圧測定を行ううえで重要な知見を見出した。フレイル患者においては姿勢により舌圧が不安定となることから、臥位・座位、および足底接地をともなう座位それぞれで舌圧測定を行った。結果はフレイル患者においては臥位を基準とし、座位で舌圧は低下し、足底接地によりその低下は緩和されることが明らかになった。こちらも現在論文投稿中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
基礎研究は計画より早く進み、臨床研究は遅れているが、進行を妨げる障害はない。
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今後の研究の推進方策 |
引き続き臨床研究のデータ解析を進め、基礎研究・舌圧における論文投稿をすすめていく。
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