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アナフィラキシーにおける血管内皮障害のリアルタイム観察と制御法の探索

研究課題

研究課題/領域番号 22K16638
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分55060:救急医学関連
研究機関浜松医科大学

研究代表者

小林 賢輔  浜松医科大学, 医学部附属病院, 助教 (10750490)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワードアナフィラキシー / グリコカリックス
研究開始時の研究の概要

アナフィラキシーでは急速に血管透過性が亢進するが、その際の血管構造の変動と血管内皮グリコカリックスへの影響については十分な解析がなされていない。
本研究では、アナフィラキシーにおける血管構造の変動と血管透過性の亢進をリアルタイムに観察し、グリコカリックスの障害が血管透過性や病態にどのように影響するのかを検討する。また熱中症や敗血症のグリコカリックス障害に対して有効である鎮静薬デクスメデトミジンがアナフィラキシーに対しても有効であるかを検討することで、病態の新たな制御機構を明らかにする。

研究実績の概要

令和5年度はラットのヒスタミン投与モデルを用いて血管透過性の評価と循環動態とサイトカインの測定とグリコカリックスの評価を行う予定であった。
現在は、実験環境を作成し、アナフィラキシーモデルの作成とその後の観察を安定して行えるように調整を行っているところである。また、関連学会に出席し、意見の交換を行い、実験が円滑に行える様に知識の習得も心掛けている。しかし、コロナ禍による臨床業務の増加により、思うように動物実験を行うことができない期間があったことやモデルの安定した作成とその後の観察に手間取っていることもあり、進捗状況としては遅れている。
今後、ラットアナフィラキシーモデルでの血管透過性の変化を多光子励起顕微鏡と非線形光学顕微鏡で耳介の微小血管を観察することで評価し、血管内皮グリコカリックスへの影響をグリコカリックスが障害されると上昇するシンデカン-1およびヘパラン硫酸をELISAで測定し、採血と同時にグルタールアルデヒドと硝酸ランタンを用いて灌流固定し、透過型電子顕微鏡で心筋と耳介の毛細血管内皮細胞のグリコカリックスの観察を行い、密度、厚みを評価する。
アナフィラキシーモデルでの血管透過性と血管内皮グリコカリックスへの影響を評価後には、熱中症や敗血症のグリコカリックス障害に対して有効である鎮静薬デクスメデトミジンの投与を行い、アナフィラキシーに対しても有効であるかを検討することで、病態の新たな制御機構を明らかにする。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

コロナ禍による臨床業務の増加により、思うように動物実験を行うことができない期間があったこと、モデルの安定した作成とその後の観察に手間取っていること

今後の研究の推進方策

今後、ラットアナフィラキシーモデルでの血管透過性の変化を多光子励起顕微鏡と非線形光学顕微鏡で耳介の微小血管を観察することで評価し、血管内皮グリコカリックスへの影響をグリコカリックスが障害されると上昇するシンデカン-1およびヘパラン硫酸をELISAで測定し、採血と同時にグルタールアルデヒドと硝酸ランタンを用いて灌流固定し、透過型電子顕微鏡で心筋と耳介の毛細血管内皮細胞のグリコカリックスの観察を行い、密度、厚みを評価する。
アナフィラキシーモデルでの血管透過性と血管内皮グリコカリックスへの影響を評価後には、熱中症や敗血症のグリコカリックス障害に対して有効である鎮静薬デクスメデトミジンの投与を行い、アナフィラキシーに対しても有効であるかを検討することで、病態の新たな制御機構を明らかにする。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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