研究課題
若手研究
神経幹細胞移植治療は新規脳梗塞再生治療として期待されているが、移植後神経幹細胞の大部分が生着せず、治療効果が示されていない。脳型脂肪酸結合タンパク質(FABP7)は中枢神経において脂肪酸代謝を担う細胞内キャリアーであるが、神経幹細胞に高発現し、細胞保護や神経新生制御効果を有することが報告されている。脳梗塞後移植神経幹細胞においてもFABP7が重要な役割を担い、治療効果改善への重大なtargetとなりうるが、現在まで検討されていない。本研究では脳梗塞後移植神経幹細胞におけるFABP7の発現動態や機能を明らかとし、また神経幹細胞内のFABP7の発現亢進が移植治療効果を改善するかどうかを検討する。