研究課題/領域番号 |
22K16659
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56010:脳神経外科学関連
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
佐々木 達也 岡山大学, 大学病院, 助教 (80790865)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | パーキンソン病 / 迷走神経刺激療法 / 電気刺激療法 / 非運動症状 |
研究開始時の研究の概要 |
パーキンソン病の非運動症状(自律神経症状、気分・精神障害、高次脳機能障害など)は運動症状と比較して、L-dopaや脳深部刺激療法が効きにくく、対症治療が行われることも多い。非運動症状で苦しむ患者も多く、非運動症状の安定化はPD治療における重要課題の一つである。薬剤抵抗性てんかんに行われる迷走神経刺激療法(VNS)はノルアドレナリン系の賦活作用を有しており、精神安定化作用も知られている。また自律神経への直接的な作用も期待され、VNSはPDの様々な非運動症状に対して、良好な治療効果を有する可能性を大いに秘めており、動物実験で検証を行う。
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研究実績の概要 |
パーキンソン病モデル動物に対する迷走神経刺激療法の非運動症状に対する効果を行っている。動物はラットを用いており、モデル作製は両側線条体に6-OHDA注射をして作製してる。 非運動症状の評価としては、抑うつ症状、アパシーなどの評価を行い、迷走神経刺激群と非刺激群の比較を行っている。組織は中脳黒質のドパミン神経細胞の変性を見ているが、さらなる組織学的検討も加える予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
パーキンソン病モデルラットは、両側線条体に6-OHDAを注入するモデルとして、まずはモデル動物における認知機能、嗜好活動、自律神経機能の計測を行い、モデルとして確立した。現在動物実験を行うとともに、学会発表、誌面発表の準備を行っている。
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今後の研究の推進方策 |
モデル動物の確立を行い、迷走神経刺激療法の効果を検証する段階に入る予定である。誌面発表の準備、データ解析を行っている。
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