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Hedgehog経路の転写因子GLI2を標的とした膠芽腫新規治療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 22K16666
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56010:脳神経外科学関連
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

谷川 成佑  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 客員講師 (00911455)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワードグリオーマ幹細胞 / Hedgehogシグナル / GLI2 / MGMT
研究開始時の研究の概要

膠芽腫の発生過程において様々なシグナル経路が関与しているが、本研究では Hedgehog(Hh)経路について着目した。Hh経路は胚発生や生体恒常性維持において重要な役割を果たす一方で、この経路の異常活性化ががんの発生、増殖に関与する。また下流転写因子であるGLI2がグリオーマ幹細胞(GSC)の増殖・腫瘍形成能において重要な役割を果たすことを先行研究で見出している。本研究では患者由来のGSC株を樹立し、解析を行う。そしてHh-GLI2経路を標的とした薬剤に対する効果をin vitro及びin vivoで検証する。本研究で成果が得られれば、今後の膠芽腫治療において更なる個別化医療の発展に繋がる。

研究実績の概要

膠芽腫におけるにおける新規治療法の開発及び治療成績の向上は喫緊の課題である。先行研究にて我々はマウス由来グリオーマ幹細胞株においてHedgehog経路の エフェクター転写因子であるGLI2が高発現し、腫瘍細胞の増殖能、腫瘍形成能、遊走能において重要な役割を果たしていることを見出している。 本研究では、患者由来膠芽腫よりグリオーマ幹細胞株を樹立し、その中でGLI2を高発現している膠芽腫の分子学的特徴を明らかにすること、さらにGLI2を標的と する治療法の有用性について検討することを目的としている。手術で摘出した腫瘍検体を細胞剥離用酵素で処理し、単一細胞へ分離した後、細胞増殖因子を添加した無血清培地で培養を行った。 樹立効率が悪く、まずはグリオーマ幹細胞の安定した樹立を目指して培養条件の検討を行った。 今後、樹立したグリオーマ幹細胞株の解析を進め、本研究で標的としているHedgehog-GLI経路に対する治療薬のスクリーニングを行う予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

患者検体由来のグリオーマ幹細胞を樹立するにあたり、培養の条件設定に時間を要した。

今後の研究の推進方策

安定したグリオーマ幹細胞株を複数樹立し、薬物スクリーニングを行う予定である。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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