研究課題/領域番号 |
22K16670
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56010:脳神経外科学関連
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
佐野 史弥 東海大学, 医学部, 助教 (40879839)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2022年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | レーザー / 温熱療法 / 脳腫瘍 / 熱測定 / 光物性値 |
研究開始時の研究の概要 |
脳腫瘍に対するレーザー治療のコンピュータモデルを用いた光・温度拡散のシミュレーション法を評価手段として利用できるように開発する。 シミュレーションモデルに必要となる脳、脳腫瘍における物性値(比熱、熱伝導率、光の吸収係数、散乱係数など)を測定を行う。
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研究実績の概要 |
脳神経領域でもてんかんや脳腫瘍に対するレーザーを用いた組織内照射加温(LITT: laser interstitial thermotherapy)が行われるようになった。現在のLITT治療は、組織温度の上昇を後追いで観測し治療計画を組み立てている。そこで温熱療法の効果を事前に脳組織生体シミュレーションを行えれば、治療の確実性と安全性が向上する。シミュレーションを行うためには、脳や脳腫瘍の光学・熱物性に関する基礎データが必要と考え、脳および脳腫瘍病変を用いた基礎値の測定を提案する。脳組織における光温熱生体数値シミュレーションモデルはなく、そのモデル構築に必要な組織における物性値は、The Foundation for Research on Information Technologies in Society : IT'ISのデータが有名である。しかしこのデータベースには、レーザーを光源としたデータは記載されていないため、光物性値と熱伝導率の測定を加え既知のデータを補完する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
腫瘍の熱伝導率、光物性値の測定を行い計測値を行った。現在は光特性値が安定しないこともあり、整合性があるか確認を継続している。。
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今後の研究の推進方策 |
計測法の安定化。 熱伝導率、光物性値の連続した計測の効率化を図っている。
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