研究課題/領域番号 |
22K16679
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56010:脳神経外科学関連
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
塚本 佳広 新潟大学, 医歯学総合病院, 助教 (90648891)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2023年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | SLFN11 / Glioblastoma / operation / Drug screening / GBM / PARP / glioblastoma |
研究開始時の研究の概要 |
SLFN11はPARP阻害剤などの薬剤感受性の規定因子であると報告された。SLFN11の特筆すべきポイントはepigenetic修飾剤(EZH2阻害剤、HDAC阻害剤、5- azacytidineなど)によって発現を誘導し、化学療法感受性の制御が可能であることである。我々はGBMでSLFN11が発現していることに着目し、GBMにおけるSLFN11に基づいた新規治療戦略の確立を目指す。
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研究実績の概要 |
1)SLFN11 細胞株の樹立:SLFN11陽性細胞株の樹立とその安定性の検証は昨年度に行った。また当施設でのGlioblastomaの症例から樹立した細胞株をリスト化し、SLFN11陽性細胞株の検索を行っている。2)Drug screening実験系の樹立:ところである。同時に薬剤ライブラリを昨年度に購入した。安定細胞株の樹立と、スクリーニングに耐えられる細胞株を摘出腫瘍から樹立された細胞株から選定を行っている。3)SLFN11発現とGBMの予後、治療効果の検討:今後SLFN11発現と予後の検討を行うべく、2022年〜2024年前半のGBM摘出症例の臨床経過のデータベース化を行っている。今後はSLFN11の免疫染色を行っていく予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
GBM摘出組織からのGBM安定細胞株の樹立に時間を要しており、有効なスクリーニングの開始に至っていない。
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今後の研究の推進方策 |
現状で当研究施設で既に樹立した細胞株を用いてSLFN11の高発現細胞株の検索を行う。また、Crisper/CAS9を用いてSLFN11の遺伝子導入を進めて、スクリーニングに耐えうる安定細胞核の検索を進めていく。
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