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下肢スポーツ整形外科領域におけるT1 VIBE MRIによる骨評価の有用性の検討

研究課題

研究課題/領域番号 22K16710
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56020:整形外科学関連
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

片倉 麻衣  東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 助教 (30930549)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2022年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワードMRI / CT / 骨形態 / スポーツ傷害
研究開始時の研究の概要

整形外科領域における画像評価では、軟部組織評価はMRI、骨評価はCTで行うことがゴールドスタンダードであるが、CT撮影は被爆を伴う。近年、T1 VIBEというシークエンスを用いたMRIによる骨評価の有用性が報告されている。しかし、T1 VIBE MRIでCT撮影と同等の評価が可能であるかのエビデンスが十分でない病態が多数存在する。
本研究では、下肢スポーツ整形外科領域においてCTをしばしば用いる膝前十字靱帯再建術、疲労骨折に着目し、①ACL再建術後骨孔評価、②下肢疲労骨折の評価についてVIBE MRIとCTの比較を行う。

研究実績の概要

本研究の目的は、下肢スポーツ整形外科領域において、従来CTで評価が行われている病態に対して、VIBE MRIによって被曝なく同等の評価が可能かを調査することである。そのために、①膝関節・下腿・足部足関節の至適VIBE MRIの撮影条件、②VIBE MRIを用いた膝前十字靭帯(anterior cruciate ligament, ACL)再建術における骨孔位置評価はCTと比べて同等の結果が得られるか、③疲労骨折患者において、VIBE MRIはCTと同等に骨折線、骨肥厚、骨硬化、仮骨形成を評価できるか、を明らかとすることを目的としている。
初年度は、1.について、Philips社のMRIで至適プロトコルの調整を行い、膝関節、足関節において本シーケンスを使用できるようにした。また、至適ソフトウェアと手法を検討し、mimicsという画像処理ソフトウェアを用い、MRI画像から3D像を作成する手法を確立した。脛骨天蓋面と大腿骨顆間部の骨孔の描出も良好で、研究に必要な画像の作成が可能となった。
今年度は、2.の倫理申請が承認され、前十字靭帯再建術後患者のMRI撮影を開始した。これまで、8名の撮像を行い、画像を取得した。また、得られた画像を用いて画像解析を開始した。3.については、MRI、CTの撮影を行い、症例を集積している。疲労骨折患者については、疲労骨折患者は多くいるものの骨髄浮腫のみの割合も多く、骨折線を伴う割合が少ないため、症例の集積に難渋しているが、これまでに撮影を行った骨折患者においては、骨折線の観察は概ね良好であることが示されている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

初年度は、シーケンスの調整は素早く行えたが、本シーケンスのMRIを3Dに再構成する際、期待していたソフトウェアでは実行不可であり、他のソフトウェアでさらなる調整を要したため。また、今年度は倫理審査に難渋したため。

今後の研究の推進方策

ACL再建術後患者のMRIの3D化を行い、データ解析を進める。さらなる症例の集積を行う。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて 2023 2022

すべて 学会発表 (5件)

  • [学会発表] 無症状プロバレエダンサーの足部足関節MRI所見の検討2023

    • 著者名/発表者名
      片倉麻衣
    • 学会等名
      日本整形外科学会学術集会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] 無症状プロバレエダンサーの足部足関節MRI所見とその後1年の症状との関連の検討2023

    • 著者名/発表者名
      片倉麻衣
    • 学会等名
      日本スポーツ整形外科学会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] MRI findings of the foot and ankle in asymptomatic professional ballet dancers2023

    • 著者名/発表者名
      Mai Katakura
    • 学会等名
      International Society of Arthroscopy, Knee surgery and Orthopaedic Sports Medicine
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] 高分解能3D-T1強調像による骨形態評価が足関節スポーツ傷害の診療に有用だった4例2022

    • 著者名/発表者名
      片倉麻衣 中村智祐 中川裕介 大関信武 大原敏之 星野傑 安宰成 吉原有俊 木内信司 関矢一郎 古賀英之
    • 学会等名
      日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会(JOSKAS)-日本整形外科スポーツ医学会(JOSSM)
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 足の外科外来における高分解能3D-T1強調像による骨形態評価の有用性の検討2022

    • 著者名/発表者名
      片倉麻衣 中村智祐 中川裕介 大関信武 星野傑 雨宮正樹 吉原有俊 関矢一郎 古賀英之
    • 学会等名
      日本足の外科学会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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