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線維芽細胞活性化因子ペリオスチンに着目した治療抵抗性関節リウマチの病態解明

研究課題

研究課題/領域番号 22K16728
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56020:整形外科学関連
研究機関独立行政法人国立病院機構九州医療センター(臨床研究センター)

研究代表者

原 正光  独立行政法人国立病院機構九州医療センター(臨床研究センター), その他部局等, 整形外科・リウマチ科客員臨床研究員 (60927507)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2027-03-31
研究課題ステータス 交付 (2022年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2026年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2025年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード関節リウマチ / ペリオスチン / 線維芽細胞 / 治療抵抗性関節リウマチ
研究開始時の研究の概要

関節リウマチ(RA)の治療成績は、生物学的製剤の登場やRAの治療ガイドライン確立により向上したが、多剤を使用しても治療困難なRA (difficult-to-treat RA; D2T RA)が10-20%も存在する。関節滑膜の線維芽細胞は、RAの関節破壊の病態において重要な役割を果たしており、申請者はペリオスチンによる線維芽細胞の活性化がD2T RAの治療抵抗性に関与していると考えた。本研究の目的は、ペリオスチンがD2T RAの病態へ及ぼす影響とそのメカニズムを明らかにすることである。

研究実績の概要

2009年から2021年まで九州医療センターにて通院治療を行っている関節リウマチ患者は、患者数600名前後/年、女性の割合は80数%程度で推移していた。平均年齢は61.7歳(2009年)から66.8歳(2021年)、平均メトトレキサート使用量は7.6mg(2009年)から8.1mg(2021年)、メトトレキサート使用率は60%(2009年)から66.7%(2021年)、平均プレドニゾロン使用量は4.7mg(2009年)から4.4mg(2021年)、プレドニゾロン使用率は66.5%(2009年)から51%(2021年)、生物学的製剤または分子標的型の抗リウマチ薬の使用率は17.6%(2009年)から30.8%(2021年)に変化していた。生物学的製剤または分子標的型の抗リウマチ薬の初回投与の薬剤はTNF阻害剤が69%、IL-6阻害剤が14%、アバタセプトが13%、JAK阻害剤が4%であった。
2021年度に九州医療センターに通院する関節リウマチ患者のうち、同意が得られ、臨床データを収集できた277名について解析した。欧州リウマチ学会の治療抵抗性関節リウマチの定義に該当する患者数は14名でD2TRA群とし、該当しなかった263名は非D2TRA群とした。2群間において、有意差があったのは発症時年齢、診断時年齢、Steinbrocker stage III or IVの割合、Steinbrocker class III or IVの割合、患者による全般評価、医師による全般評価、リウマチ因子の値が123以上の患者数、赤血球沈降速度、圧痛関節数、腫脹関節数、関節リウマチの身体機能障害評価(mHAQ)、関節リウマチの疾患活動性評価(DAS28-CRP、DAS28-ESR、SDAI、CDAI)、生物学的製剤または分子標的型の抗リウマチ薬の使用歴数であった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

データの収集・解析が予定通りに進んでいるため、上記のおおむね順調に進展している、と考えています。

今後の研究の推進方策

D2TRA患者の臨床特徴のさらなる解析や患者からの関節滑膜を採取して遺伝子発現などの解析も行う予定である。

報告書

(1件)
  • 2022 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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