• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

骨肉腫に対するスクレロスチンの抗腫瘍効果機序の解明

研究課題

研究課題/領域番号 22K16764
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56020:整形外科学関連
研究機関信州大学

研究代表者

出田 宏和  信州大学, 医学部附属病院, 医員 (00838534)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2023年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2022年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
キーワード骨肉腫 / スクレロスチン
研究開始時の研究の概要

骨肉腫に対する薬物療法は他の癌腫と比べて新規治療法の開発が遅れている。そのため化学療法に抵抗性を示すような、進行例や早期再発例などに対してはいまだ予後不良な疾患である。Wnt経路の阻害因子であるスクレロスチンは骨組織特性が高く、骨芽細胞のWnt経路を阻害することで骨形成を抑制する。これまでに我々はスクレロスチンが骨肉腫に対して抗腫瘍効果を持つことを明らかにした。骨組織特異性が高いという性質を逆手に取り、骨肉腫に対する創薬研究にブレークスルーを起こし、副作用の少ない新規治療薬の開発を目指している。本研究では骨肉腫に対するスクレロスチンの抗腫瘍効果のメカニズムを明らかにしたい。

研究実績の概要

骨肉腫に対する薬物療法は他の癌腫と比べて新規治療法の開発が遅れている。そのため化学療法に抵抗性を示すような、進行例や早期再発例などに対してはいまだ予後不良な疾患であり、新規治療薬開発が望まれている。細胞増殖などを調節するシグナル伝達経路の一つにWnt経路があり、その経路の阻害因子であるスクレロスチンは骨組織特性が高く、骨芽細胞のWnt経路を阻害することで骨形成を抑制する。これまでに我々はスクレロスチンが骨肉腫細胞の増殖と遊走を抑制することを明らかにした。本研究では骨肉腫に対するスクレロスチンの抗腫瘍効果のメカニズムを明らかにすることを目的としている。
本年度は関連するシグナル伝達経路についてマイクロアレイで網羅的なスクリーニングを実施した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

マウス由来骨肉腫細胞株(LM8)に対するスクレロスチン投与後のシグナル変化についてマイクロアレイを実施したが、スクレロスチン投与群と非投与群で有意な変化のあるシグナル伝達経路を検索することはできなかった。
また、骨肉腫モデルマウス実験についても、コントロールとなるドキソルビシン投与群の条件設定に時間を要している。

今後の研究の推進方策

市販されているスクレロスチン再現性の問題が十分に解決されておらず、研究で使用するスクレロスチンタンパクを合成することから行うこととした。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 骨肉腫に対するスクレロスチンの抗腫瘍効果2022

    • 著者名/発表者名
      出田宏和
    • 学会等名
      第37回日本整形外科学会基礎学術集会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi