研究課題/領域番号 |
22K16819
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56030:泌尿器科学関連
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
山本 新九郎 高知大学, 医学部附属病院, 医員 (00793150)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2023年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 光線力学的治療 / 免疫チェックポイント阻害薬 / 膀胱癌 / 5-アミノレブリン酸 / アブスコパル効果 |
研究開始時の研究の概要 |
免疫チェックポイント阻害薬を用いた癌免疫療法の今後の課題は、免疫チェックポイント阻害薬による腫瘍免疫応答の活性をより高めることである。そのために、免疫賦活効果を有する治療法との併用療法が期待されている。本研究の目的は、多発担癌マウスモデルを用いて、膀胱癌に対する5-アミノレブリン酸を用いた光線力学的治療の免疫賦活効果を解析するとともに、それによる免疫チェックポイント阻害療法の増強効果を評価し、免疫チェックポイント阻害薬との併用に有用な、免疫賦活効果を持つ新たな治療法を確立することである。
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研究成果の概要 |
本研究では、免疫チェックポイント阻害薬による腫瘍免疫応答の活性化をさらに増強する治療法を確立するため、5-アミノレブリン酸を用いた光線力学的療法(ALA-PDT)の免疫賦活効果を解析し、それによる免疫チェックポイント阻害療法の増強効果を検証した。実験の結果、ALA-PDT併用により、免疫チェックポイント阻害薬の抗腫瘍効果が増強される傾向を見出した。さらに、制御性T細胞の有無が増強効果に関連している可能性を見出した。ALA-PDTと免疫チェックポイント阻害薬併用療法が有用である可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、5-アミノレブリン酸を用いた光線力学的療法の併用により、免疫チェックポイント阻害薬の抗腫瘍効果が増強される傾向を見出している。現在、免疫チェックポイント阻害薬は、癌薬物治療の中心的薬剤であり、本研究成果は他癌腫への応用も期待されるため、その学術的・社会的意義は大きいと言える。
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