研究課題/領域番号 |
22K16832
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56040:産婦人科学関連
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
村岡 彩子 名古屋大学, 医学部附属病院, 助教 (40930269)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 子宮内膜症 / 子宮内膜線維芽細胞 / 子宮内細菌 / 線維芽細胞 / TGF / TAGLN / 発症メカニズム |
研究開始時の研究の概要 |
子宮内膜症の発症原因を探索するため、子宮内膜症患者の正所性子宮内膜に高発現するtransgelin(TAGLN)に着目して子宮内膜症の病態解明及び抜本的新規治療法の開発を目指す。TAGLNの発現誘導因子の検証、詳細な機能解析、並びに内膜症モデルマウスを用いた生体内での検討を行うことでTAGLNの子宮内膜線維芽細胞での発現を抑制し、子宮内膜症を発症させない治療方法を模索する。
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研究成果の概要 |
子宮内膜症の発症原因を探索するため、子宮内膜症患者の正所性子宮内膜に高発現するtransgelin(TAGLN)に着目して子宮内膜症の病態解明及び抜本的新規治療法の開発を目指した。TAGLNの発現誘導因子としてTGFβを見出し、詳細な機能解析の結果ミオカインとしてのIL-6の関与に着目し、並びに内膜症モデルマウスを用いて生体内での検討を行うことでTAGLNの子宮内膜線維芽細胞での発現を抑制し、子宮内膜症発症を減弱させる治療方法を模索した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
子宮内膜症の病態解明に迫り、子宮内膜内の線維芽細胞に高発現するTAGLNに着目し、その上流の分子動態機構を明らかにすることで子宮内膜症への子宮内膜内細菌の関与を見出したことは、妊娠を希望する子宮内膜症患者にとって手術や偽閉経療法を回避できる新規治療戦略を打ち出す緒となったと考えられる。社会的にも罹患率の高い子宮内膜症について新規治療戦略が望めれば少子化対策など社会貢献となる価値があると考える。
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