研究課題/領域番号 |
22K16839
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56040:産婦人科学関連
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
高岡 宰 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 特任助教 (20826036)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 子宮内膜症 / イソフラボン / エストロゲンレセプター |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では子宮内膜症においてERβおよびHSD17β1 を標的としたDRIAsによる炎症-内分泌の相互作用の解明および病巣進展の制御機序の詳細を明らかにし、新たな子宮内膜症治療薬としての分子基盤を確立させる。
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研究実績の概要 |
子宮内膜症のエストロゲン依存性増殖機序をもとにGnRHアナログやLEP製剤などが治療薬として用いられている。しかし、それぞれの副作用により適応症例の限定や使用期間の制限をきたしている現状がある。申請者はダイゼイン・リッチ・イソフラボン・アグリコン(DRIAs)が子宮内膜症においてERβを介して増殖抑制効果および抗炎症作用を発揮することを報告し、DRIAsがエストロゲン合成酵素であるHSD17β1の発現を抑制することで増殖抑制効果が増強される可能性を見出した。さらに現在、DRIAsに関するRCT (jRCTs051200074)を実施中であり、DRIAsが子宮内膜症の新規治療薬として有望である結果が得られつつある。本研究では子宮内膜症においてERβおよびHSD17β1を標的としたDRIAsによる炎症-内分泌の相互作用の解明および病巣進展の制御機序の詳細を明らかにし、新たな子宮内膜症治療薬としての分子基盤を確立させる。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
HSD17β1を含めたエストロゲン代謝酵素の発現をリアルタイムPCR法で評価し結果を得た。 論文投稿中である
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今後の研究の推進方策 |
。DRIAsのRCT (jRCTs051200074)を実施中である。これらの基礎研究および臨床研究の知見よりDRIAsは子宮内膜症の新規治療薬として有望である。投稿中の論文の調整および臨床研究の結果を解析していく
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