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羊水塞栓症発症リスクの因子の探索

研究課題

研究課題/領域番号 22K16856
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56040:産婦人科学関連
研究機関浜松医科大学

研究代表者

松家 まどか  浜松医科大学, 医学部, 助教 (60876663)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2025年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード羊水塞栓症 / アナフィラクトイド反応 / 亜鉛コプロポルフィリン / 肥満細胞
研究開始時の研究の概要

①羊水塞栓症発症ハイリスク遺伝子バリアント候補の特異性の評価
②羊水塞栓症発症ハイリスク遺伝子発現制御が培養肥満細胞の脱顆粒に及ぼす影響の解析
③レーザーキャプチャーマイクダイセクション(LCM)を用いた脱顆粒した肥満細胞の検討
④免疫染色による解析

研究実績の概要

羊水塞栓症発症リスクの因子の探索として、臓器特異的アナフィラクトイド
反応の病理学的検討を行った。羊水塞栓症の病態として、補体活性化を伴うIgE非依存性の肥満細胞脱顆粒(アナフィラクトイド反応)が主体であるが,全身各臓器における差異は検討されておらず各臓器におけるアナフィラクトイド反応の病理組織学的検討を行った。日本産婦人科医会委託事業として継続中の羊水塞栓症血清診断事業と妊産婦死亡症例検討評価委員会に登録された妊産婦死亡症例から臨床的・病理学的に羊水塞栓症と診断され,子宮,肺,心筋,肝,腎,副腎組織検体が得られた13例を対象にした.各臓器標本でトリプターゼ,C5a受容体(C5aR)の免疫組織化学を行った.トリプターゼ染色は陽性細胞1個当たりの平均染色面積(トリプターゼ陽性面積)を,C5aR染色は陽性細胞数を画像解析し,各臓器間でノンパラメトリック検定を行ったところ、トリプターゼ陽性面積は,肺は副腎・肝より有
意に大きく、C5aR陽性細胞数は各臓器間で有意差を認めなかった.結果、AFEでは肺,子宮,心筋に特異的に肥満細胞脱顆粒が認められた。
そこでマイクロダイセクションにより胎盤、子宮などの臓器内をパラフィンブロックを確認しながら組織別に細胞を抽出し、各細胞別の遺伝子解析操作を追加する予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

羊水塞栓症に対する病理組織学的検討を継続中である。マイクロダイセクションによる検討は機器の不具合に対して機器を全面的に交換バージョン変更とし、その後作動が確認できている。現在研究を継続中である。

今後の研究の推進方策

マイクロダイセクションによりパラフィンブロックを用いた組織学的検討を追加する予定である。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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