• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

培養鼻腔粘膜上皮細胞の異所移植による適応拡大:口腔粘膜再生への応用展開に向けて

研究課題

研究課題/領域番号 22K16906
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

森野 常太郎  東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (00796352)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード口腔粘膜再生 / 鼻腔粘膜上皮細胞 / 再生医療 / 細胞シート / 鼻腔粘膜細胞シート / 口腔局所進行癌 / 口腔粘膜
研究開始時の研究の概要

現在行われている口腔粘膜の表在癌の治療は縫合が難しいため生体内分解性材料による創部被覆法が用いられるが、まれに嚥下障害が生じる。口腔粘膜表在癌における理想的な治癒は切除断面がそのままの形で上皮化することである。申請者らは、露出した創部を瞬時に上皮化させ肉芽組織の形成を防止する自己由来鼻腔粘膜細胞シートの開発に成功している。本研究では、口腔領域へ培養鼻腔粘膜上皮細胞シートを移植することによる創部の治療効果および移植細胞の挙動の解析、創傷治癒に関する有効性を検証する。口腔粘膜領域の創部に生じる癒着や拘縮を防止する粘膜上皮再生医療を開発するものであり、癌切除後のQOL向上を目指す。

研究実績の概要

口腔粘膜の表在癌の治療における縫縮困難症例では生分解性材料による創部被覆法が用いられるが、切断面の瘢痕化に伴う組織拘縮により嚥下障害が生じる。縫合困難な創部被覆を要する口腔粘膜表在癌における理想的な治癒過程は切除断面がそのままの形で上皮化することである。我々は、露出した創部を瞬時に上皮化させ肉芽組織の形成を防止する自己由来鼻腔粘膜細胞シートの開発に成功している。本研究では、口腔領域へ培養鼻腔粘膜上皮細胞シートを被覆することによる創部の治療効果および移植細胞の挙動の解析、創傷治癒に関する有効性を検証する。
2023年度は、ラット口腔内障害モデルの作製を検討した。
本研究の成果は、口腔粘膜領域の創部に生じる癒着や拘縮を防止する粘膜上皮再生医療を開発するものであり、癌切除後のQOL向上を目指す。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

ラット口腔内障害モデル作製は、障害作製用薬剤、外科的障害、放射線による障害の検討を行っている。HE染色による障害の確認を行っているがまだ最良なモデルが得られてない。
同時に鼻粘膜由来上皮細胞シート移植用基材の選定も確認中である。

今後の研究の推進方策

培養鼻腔粘膜上皮細胞シートの口腔咽頭粘膜への異所移植を実施し、移植細胞の細胞動態を解析することで移植後の安全性を評価する。
口腔障害モデルに対して培養鼻腔粘膜上皮細胞シート移植し有効性を検討する。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi