研究課題/領域番号 |
22K16918
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
木村 朱里 北里大学, 医学部, 助教 (40623137)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 気管狭窄 / マクロファージ |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は気管狭窄におけるマクロファージによる線維化機構の解明を目的とする。 新規のマウス気管狭窄モデルを用いてin vivoでの線維化形成過程、薬物による線維化の阻害効果の観察が可能である。 気管狭窄におけるマクロファージの極性化のメカニズムの解明や、また極性化の阻害による線維化の抑制の検討、さらに気管内のMφとERKとの関連性の解明を目指す本研究は、独自性のある内容であり、気管狭窄の根本的な治療法の開発や、瘢痕声帯などの難治性喉頭疾患、また気管支喘息など線維化を来たす諸臓器の病態解明、治療法開発への応用も期待できる
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研究実績の概要 |
創傷治癒反応において、マクロファージは炎症初期には炎症促進的に、後期には抗炎症的に作用し、反応を収束させると考えられている。 本研究では、先行研究において作成した気管狭窄モデルを使用し、気管狭窄とマクロファージの関連について実験を進めている。モデルはマウスで作成しており、電気メスにて気管前壁の焼灼を行ったのち、7日後に瘢痕形成を確認している。またあらかじめ気管切開をおくことで気道を確保し、処置後生存可能としている。 これまでに、気管熱傷後の気管内マクロファージの局在・経時変化の評価のため、焼灼7日後の気管において、Mφマーカー(Iba1抗体)を用いて免疫組織学染色を行い、局在を評価した。また同モデルにおいてMasson-Trichrome染色、抗Vimentin抗体,抗α-SMA抗体を用いて線維化を評価している。今後は、M1表面マーカー(CD68)、M2表面マーカー(CD163,CD204)抗体を用いて、M1,M2の経時的な定量評価を行う予定である。 最終的には気管狭窄におけるMφの極性化による組織の線維化機構、そしてMφにおける細胞外シグナル調節キナーゼ(ERK)の役割との関連の解明を目指す。
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