研究課題/領域番号 |
22K16936
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
高橋 昌寛 東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (50581691)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 中耳真珠腫 / 鼓室形成術 / 人工知能 / 画像診断 / 拡張現実 / 真珠腫 / 中耳 |
研究開始時の研究の概要 |
中耳真珠腫症例について的確な術式選択し、補助療法の適応を判断できる画像診断法の確立を目的とする。具体的には以下の2点である。 ①Deep Neural Networkを活用したCT読影によりMRIを施行せずに進展範囲を診断する ②Super-Resolution(超解像)技術によるMRI画像の高精細化により中耳真珠腫の進展範囲を詳細に評価する。
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研究実績の概要 |
東京慈恵会医科大学耳鼻咽喉科学講座 高橋昌寛講師、山本裕教授、小島博己講座担当教授、東京慈恵会医科大学放射線医学講座 馬場亮助教、尾尻博也講座担 当教授らとサイオステクノロジー株式会社 野田勝彦、吉田要らの研究グループは、中内耳C T水平断のみを用いて有病率の低い中耳真珠腫乳突腔進展に関する 高い精度の人工知能診断システムの作成に世界で初めて成功しました。本研究の応用により他の希少疾患に対する人工知能研究につながっていくことが期待され ます。 ・有病率の低い中耳真珠腫に対する人工知能によるCTを用いた画像診断法を検討しました。 ・術式選択に関わる乳突腔進展有無について、水平断CTのみの情報から人工知能の評価と耳鼻科医による評価を行ったところ、最良のAI診断モデルでの平均予測精度は 81.14% (感度 = 84.95%,特異度 = 77.33% )であり、耳鼻科医の平均精度は73.41%(感度83.17%、特異度64.13%)でした。この結果をもとにさらなる対象の拡大および上がった画像診断精度を拡張現実(Augumented Reality)の臨床応用を目指している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
人工知能に対する研究、真珠腫を代表とする中耳疾患に対する外科的治療に関する研究が順調に進んでいる。
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今後の研究の推進方策 |
現時点で得られている成果をもとにさらなる対象の拡大および上がった画像診断精度を拡張現実(Augumented Reality)の臨床応用を目指している。 そして、真珠腫以外にも研究対象を拡大している。
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