研究課題/領域番号 |
22K16944
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56060:眼科学関連
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
大湊 絢 新潟大学, 医歯学総合病院, 助教 (80773837)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | MALTリンパ腫 / IgG4関連疾患 / 眼腫瘍 / 悪性リンパ腫 |
研究開始時の研究の概要 |
涙を産生する組織である涙腺が腫れ,それに伴い眼瞼が腫れる疾患としてIgG4関連疾患と 眼窩MALTリンパ腫がある。IgG4関連疾患の中でMALTリンパ腫を合併する症例(合併例)が10-20%程存在することが知られている。合併例はIgG4関連疾患や眼窩MALTリンパ腫単独例と比べると再発しやすく,合併例に対する治療方針の確立が必要であるが未だ明確な方針はない。本研究ではIgG4関連眼疾患と眼窩MALTリンパ腫の合併例に着目しその遺伝子解析と病理学的解析から合併例の疾患特徴を探り,治療方針の確立に資する分析を行う。
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研究実績の概要 |
本研究ではIgG4関連眼疾患と眼窩MALTリンパ腫の合併例に着目しその遺伝子解析と病理学的解析から合併例の疾患特徴を探る。それとともにIgG4関連眼疾患や 眼窩MALTリンパ腫単独例の遺伝子・病理学的特徴と比較してその違いを検討し,治療方針の確立に資する分析を行う。また,IgG4関連眼疾患と眼窩MALTリンパ腫 の合併例(合併例)の遺伝子的・病理学的特徴について調査する。同様にIgG4関連眼疾患や眼窩MALTリンパ腫の単独例についても遺伝子学的・病理学的特徴を調 査し,合併例と単独例の間にどのような違いがあるのかを比較検討する。 前年度は研究対象となる眼窩MALTリンパ腫の症例と眼窩IgG4関連疾患の症例の整理を行ない2010年以降で50症例が対象となることがわかった。ほぼ全ての症例はパラフィン包埋ブロックからのDNA抽出となる。年数の経っている標本についてはDNAの状態が宜しくない可能性がありDNAの正確なデータが 得られる方法を引き続き検討していく。また,同検体を用いて免疫染色を行う項目や染色の方法についても検討が必要である。前年度購入したサージカルルーペを活用して対象症例の手術を増やしていく。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
慢性的な人手不足のため日常臨床業務が減らず研究に割ける時間が限られてしまっている。
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今後の研究の推進方策 |
臨床を手伝える人員を増やして自分の研究時間をもう少し増やす。その上で対象症例の解析をすすめていく。
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