研究課題/領域番号 |
22K16953
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56060:眼科学関連
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
内 翔平 山口大学, 医学部附属病院, 助教 (20939277)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2023年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2022年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | ぶどう膜炎 / 樹状細胞 / 免疫細胞移植 / オメガ3脂肪酸 / サイトカイン / ケモカイン / 眼内炎症 / 自己炎症性疾患 / オメガ3不飽和脂肪酸 / オメガ3脂肪酸 |
研究開始時の研究の概要 |
ぶどう膜炎はステロイドにより急性期の炎症を沈静化する治療を行うが、局所・全身治療ともに副作用が伴う。オメガ3脂肪酸が抗炎症効果や血管新生抑制効果を有すること、その抗炎症作用がDCを介すことに着目し、本研究ではステロイド治療に代わる新治療法開発を目指していく。
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研究成果の概要 |
ぶどう膜炎は、過剰な免疫反応による眼内炎症で、ステロイドが急性期の治療に使われるが、副作用が多く長期使用は困難である。本研究者はオメガ3脂肪酸に着目し、その抗炎症効果について検討を行い、オメガ3脂肪酸がTh1/Th17細胞系を抑制し、マウスぶどう膜炎モデルで抗炎症効果を示すこと、抗原提示細胞(APC)の中で特に樹状細胞(DC)を介して抗炎症効果を発揮することを示した。さらに、オメガ3脂肪酸を摂取したマウスの脾臓から単離したDCを用いて、眼内炎症や全身の炎症性サイトカインを抑制できることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果は、細胞免疫移植がぶどう膜炎治療の新たな可能性を示すものである。しかしながら、細胞免疫移植には費用や安全性の問題がある。また、オメガ3脂肪酸を用いた薬剤の治療応用には、保存性や酸化、全身投与の問題がある。
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